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2025.03.21

チャンスは前に、冷静に…闘志燃やし頂点へ 空手道男子団体組手・おかやま山陽高校【キラキラアスリート】

岡山・香川の頑張っているアマチュアアスリートを応援する「キラキラアスリート」。今回紹介するのは、2025年1月19日まで岡山市北区で行われた中国高等学校空手道選抜大会の男子団体組手(5人制)で優勝した、おかやま山陽高校(浅口市)のみなさんです。

3月24日から和歌山県で行われる「全国高等学校空手道選抜大会」出場をかけ、中国5県から50校が参加したこの大会。おかやま山陽高校は1月18日に行われた団体組手(5人制)で男女ともに全国選抜大会出場を決め、翌19日の個人組手種目では男子が決勝に進出、山口県鴻城(山口)を3-2で下し優勝しました。

準決勝では近畿大学附属福山(広島)に先に2勝されるも、逆転で決勝に進出した、おかやま山陽。試合前に必ず行うという「チャンスは前にしかない、冷静に燃えろ、行くぞ」のかけ声どおりに、決勝では全員が冷静な試合運びを見せました。

まずは先鋒・田中想真選手(1年)が勝って勢いをつけ、続く次鋒・清水優真選手(2年)は落ち着いた試合運びで連勝。優勝に王手をかけました。

続く中堅・中原羽音(はお)選手(2年)は、2週間前に別の全国大会でも優勝。「このままの勢いで」と練習に取り組みましたが、個人組手-68キロ級ではまさかの2回戦敗退。団体戦も一時、ポイントをリードする時間帯がありましたが残り1秒で相手に技を決められ、2-4で敗れてしまいました。

副将戦も主将・生口琥太郎選手(2年)の反則負けで2-2のタイに持ち込まれましたが、大将戦では安本康祐選手(2年)が開始24秒、上段蹴りを見事に決め3点を先制、試合を優位に進めます。相手も応戦しましたがポイント差は埋まらず3-2で勝利。43年連続の全国選抜大会出場を決めました。

清水選手は「個人組手では3位となり悔しい結果だった。気持ちで負けない選手になりたい。」と今後の意気込みを語っています。茅原史穏監督(43)は「対戦相手のエースに勝ち切り、冷静に試合ができた」と次鋒・清水選手の健闘をたたえています。チーム全体でも全国選抜に向け「攻撃的な組手で戦術だけでなく、強さを求めていきたい」という課題が見えたといいます。

全国選抜大会にはおかやま山陽高校から女子個人形競技で小村奈々選手(2年)も出場。25年夏の地元開催のインターハイも見据え、日本一を目指します。

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