岡山市と倉敷市などを合併し人口約１００万人のまちを作る。１９６０年代前半に実現しなかった合併計画を当時の資料で振り返る企画展が岡山市で開かれています。

会場の岡山県立記録資料館には、１９６１年５月に当時の三木行治知事が合併構想を市町村に説明した文書など当時の資料、２５点が展示されています。

この合併構想は、岡山市と倉敷市など３３の市町村を合併し１９６３年１月１３日に人口約１００万人の新しい岡山市をつくるものでした。

市町村議会が合併決議をしたものの、「時期尚早」などの理由で岡山市と倉敷市の市長が県に合併申請書を提出しなかったため、実現しませんでした。

（公文書公開準備専門員　片岡進さん）
「岡山市が大都市に匹敵する町になるので日本国内から見る目も違ってくる。前より違った発展があったと思う。資料をご覧になって知って頂けたらと思う。」

この企画展「まぼろしの百万都市」は、５月２９日まで岡山市北区の岡山県立記録資料館で開かれていて、４月２４日には当時を振り返るイベントが行われます。