観光客が増えるゴールデンウィークを前に香川県小豆島の寒霞渓ロープウェイで、ゴンドラの事故を想定した救助訓練が行われました。

（訓練の様子）
「ただいまの急停止の原因は、山頂駅施設停電により緊急停止いたしました」

訓練は、停電が発生し観光客２人を乗せたゴンドラが途中で動かなくなったとの想定で行われ、ロープウエーを運行する会社や警察などから約２０人が参加しました。参加者は、予備エンジンを始動させ、ゴンドラを安全に駅に引き戻したあと乗客を救助する手順などを確かめていました。

寒霞渓ロープウェイでは、毎年春と秋にこうした訓練を行っていて、１９６３年の開業以来、無事故を続けているということです。

（寒霞渓ロープウェイ索道部　河西純一部長）
「客の安全第一なので、日頃のメンテナンスやきょう（４月２６日）のような訓練を第一に考えている」

寒霞渓ロープウェイでは２０２４年のゴールデンウィーク期間中、２万人の人出を予想しています。