岡山放送
2023.06.01
人手不足が深刻化する介護業界…奮闘!新人介護福祉士に密着【岡山】
2025年には5人に1人が75歳以上という高齢化社会を迎え、人手不足が深刻化する介護業界。そうした中、誇りを持って仕事に向き合う新人介護福祉士に密着しました。
「ちょっと一回お部屋の方でゆっくりしませんか?」
「もうええここでええ」
「ここでいい?一回お部屋でゆっくりしてからまたここでお茶飲みませんか?コーヒーかな?」
「めんどくさい」
高木紫帆さん、20歳。今年3月に国家試験に合格し、2023年春から倉敷市の特別養護老人ホーム「ますみ荘」に勤務する新人介護福祉士です。
(高木紫帆さん)
「現場に出るとあまりうまく意思疎通ができないときがあるので、そのような場合ほかの職員の協力を得ながらちょっとずつ(会話)をつないでいっている」
ますみ荘は、65歳以上で要介護度3以上の認定を受けた人など約110人が入所しています。高木さんはそのうち1フロア約45人を担当していて日々の食事や排せつ、入浴など日常生活全般をサポートします。この日、高木さんは87歳の女性のリハビリに参加。
「重心がぐらつきやすいから、前かがみになったときに倒れこんでしまう可能性があるので、体を支えてあげながらいきますね」
先輩に補助の仕方を教えてもらいながら女性と一緒にトマトの苗を植えていきます。
「いいのができますように」
「ね!いいのができますように。しっかりできたよありがとうございます。」
トマトを植えた後、女性の手を洗い、ティッシュで拭こうとする高木さんですが…
「そうやって拭くと皮膚が弱いので内出血や皮膚がやぶれたりするので手を拭くときは優しく包んであげるように」
全ての作業に思いやりを込めて…。勤務してから約1か月、少しずつ入所者との距離が近づいてきました。
(入所者)
「良いんですよあの子は。本当に素晴らしい子です。思いやりがあってすてきな方です。」
岡山県によりますと2025年の75歳以上の人口の割合は19.05%、約5人に1人が後期高齢者となる想定で超高齢化社会に突入する中、介護業界は2025年問題を抱えています。特別養護老人ホームなどの需要が高まる一方、介護福祉士の数は足りておらず、岡山県で1543人が不足すると推計されています。
(ますみ荘・小森施設長)
「介護業界の特徴として、(介護職員の数)が減っているわけではなくて、増えてはいるが追いついていないというところがある」
高木さんが介護業界に興味を持ったのは高校生のころ。同じ資格を持つ母親の勧めがきっかけでした。
(高木紫帆さん)
「最初は介護に興味なかったが母親が働く職場の話や入所者、職員との関係性の話を聞いてさらに興味をもった。(高木さんの母が勧めた理由は?)性格や周りの人との関わり方をみて向いているのではと(勧めてくれた)」
岡山市の専門学校に入学した高木さん。国家資格の取得に向けて介護を取り巻く現状を学ぶうちに資格の取得が自分の将来にとってプラスになると考えるようになりました。
「これから先高齢者が増えていく中で何か一つ役に立つ資格があったら、絶対に不利にはならないし、力になる(と思った)。」
そうした高木さんの姿に2年間担任を務めた先生も一目置いていました。
(角先生インタ)
「みんなの前に立てるような学生だった。その先どうなるかを予測して、確認しなければいけないことをちゃんとわかって声に出して言える学生だった」
(食事シーンでのやり取り)
「お昼ご飯お持ちしましたよ」
昼食の時間は先輩と協力して食事介助に入ります。自立支援のため食事はできるだけ入所者自身で食べてもらうようにしていて気付いたことがあれば積極的に手伝います。
(食事中のやり取り)
「ちょっと卵ほぐしましょうか」
(高木紫帆さん)
「うまく飲み込めない人はスプーンの3分の2とか半分の量じゃないとむせにつながる人も多いので、先輩に確認したり本人の様子を見ながら次の一口も時間をあけたりしている」
食べ終わった後は一日で最も力を使う大仕事入所者の体位変換です。
「上向きますよ。どうぞ上向いてください。しっかり声出して。」
「はい。こっち向きますよ。」
一人一人、介助の仕方が違うため次に何をするのかしっかり声に出して共有します。
(介護福祉士・矢野詔子さん)
「声に出すことで利用者にとって間違いのない行動をとる意識づくり、それから介護は2人の息を合わせる日々のトレーニングに(重要)」
(入所者)
「やさしい。」
(高木紫帆さん)
「ありがとうございます」
(高木紫帆さん)
「祖父や祖母の世代を支えられる仕事は自分の誇りにしても良いと思うし、周りの人も尊敬してくれる職業だと思う。入所者の皆さんの声に耳を傾けられるような介護福祉士になりたい」
自分の理想とする介護福祉士を目指し、高木さんの奮闘の日々は続きます。
「ちょっと一回お部屋の方でゆっくりしませんか?」
「もうええここでええ」
「ここでいい?一回お部屋でゆっくりしてからまたここでお茶飲みませんか?コーヒーかな?」
「めんどくさい」
高木紫帆さん、20歳。今年3月に国家試験に合格し、2023年春から倉敷市の特別養護老人ホーム「ますみ荘」に勤務する新人介護福祉士です。
(高木紫帆さん)
「現場に出るとあまりうまく意思疎通ができないときがあるので、そのような場合ほかの職員の協力を得ながらちょっとずつ(会話)をつないでいっている」
ますみ荘は、65歳以上で要介護度3以上の認定を受けた人など約110人が入所しています。高木さんはそのうち1フロア約45人を担当していて日々の食事や排せつ、入浴など日常生活全般をサポートします。この日、高木さんは87歳の女性のリハビリに参加。
「重心がぐらつきやすいから、前かがみになったときに倒れこんでしまう可能性があるので、体を支えてあげながらいきますね」
先輩に補助の仕方を教えてもらいながら女性と一緒にトマトの苗を植えていきます。
「いいのができますように」
「ね!いいのができますように。しっかりできたよありがとうございます。」
トマトを植えた後、女性の手を洗い、ティッシュで拭こうとする高木さんですが…
「そうやって拭くと皮膚が弱いので内出血や皮膚がやぶれたりするので手を拭くときは優しく包んであげるように」
全ての作業に思いやりを込めて…。勤務してから約1か月、少しずつ入所者との距離が近づいてきました。
(入所者)
「良いんですよあの子は。本当に素晴らしい子です。思いやりがあってすてきな方です。」
岡山県によりますと2025年の75歳以上の人口の割合は19.05%、約5人に1人が後期高齢者となる想定で超高齢化社会に突入する中、介護業界は2025年問題を抱えています。特別養護老人ホームなどの需要が高まる一方、介護福祉士の数は足りておらず、岡山県で1543人が不足すると推計されています。
(ますみ荘・小森施設長)
「介護業界の特徴として、(介護職員の数)が減っているわけではなくて、増えてはいるが追いついていないというところがある」
高木さんが介護業界に興味を持ったのは高校生のころ。同じ資格を持つ母親の勧めがきっかけでした。
(高木紫帆さん)
「最初は介護に興味なかったが母親が働く職場の話や入所者、職員との関係性の話を聞いてさらに興味をもった。(高木さんの母が勧めた理由は?)性格や周りの人との関わり方をみて向いているのではと(勧めてくれた)」
岡山市の専門学校に入学した高木さん。国家資格の取得に向けて介護を取り巻く現状を学ぶうちに資格の取得が自分の将来にとってプラスになると考えるようになりました。
「これから先高齢者が増えていく中で何か一つ役に立つ資格があったら、絶対に不利にはならないし、力になる(と思った)。」
そうした高木さんの姿に2年間担任を務めた先生も一目置いていました。
(角先生インタ)
「みんなの前に立てるような学生だった。その先どうなるかを予測して、確認しなければいけないことをちゃんとわかって声に出して言える学生だった」
(食事シーンでのやり取り)
「お昼ご飯お持ちしましたよ」
昼食の時間は先輩と協力して食事介助に入ります。自立支援のため食事はできるだけ入所者自身で食べてもらうようにしていて気付いたことがあれば積極的に手伝います。
(食事中のやり取り)
「ちょっと卵ほぐしましょうか」
(高木紫帆さん)
「うまく飲み込めない人はスプーンの3分の2とか半分の量じゃないとむせにつながる人も多いので、先輩に確認したり本人の様子を見ながら次の一口も時間をあけたりしている」
食べ終わった後は一日で最も力を使う大仕事入所者の体位変換です。
「上向きますよ。どうぞ上向いてください。しっかり声出して。」
「はい。こっち向きますよ。」
一人一人、介助の仕方が違うため次に何をするのかしっかり声に出して共有します。
(介護福祉士・矢野詔子さん)
「声に出すことで利用者にとって間違いのない行動をとる意識づくり、それから介護は2人の息を合わせる日々のトレーニングに(重要)」
(入所者)
「やさしい。」
(高木紫帆さん)
「ありがとうございます」
(高木紫帆さん)
「祖父や祖母の世代を支えられる仕事は自分の誇りにしても良いと思うし、周りの人も尊敬してくれる職業だと思う。入所者の皆さんの声に耳を傾けられるような介護福祉士になりたい」
自分の理想とする介護福祉士を目指し、高木さんの奮闘の日々は続きます。
