2026.10.23
SVリーグ史上最年少でデビューした現役高校生セッター 岡山シーガルズ・佐原菜々花選手の素顔に迫る
10月24日にホーム開幕戦を控えたバレーボールSVリーグの岡山シーガルズ。2025年、リーグ史上最年少でプロデビューを果たした現役高校生プレーヤーの素顔に迫りました。
◆元日本代表・宮下遥さんの背番号14を継承…「「佐原はすごい」と、個人として見てもらえるように頑張る」
(岡山シーガルズ 佐原菜々花選手)
「目立つのが得意ではないので、チームが勝つために後押しができる選手になりたい」
こう語るもひとたびコートに立てば、174センチの長身から繰り出すダイナミックなトスワークで見る人を引きつけます。
岡山シーガルズのセッター佐原菜々花選手(16)、高校2年生です。元日本代表のレジェンド、宮下遥さんの背番号14番を引き継いだシーガルズの「未来」です。
(佐原菜々花選手)
「比べられるのではなくて、「佐原はすごい」と、個人として見てもらえるように頑張る」
佐原菜々花選手
◆セッター一筋 中学3年時にはU17の日本代表として世界選手権で銀メダルを獲得
佐原選手がバレーボールを始めたのは小学生の頃。友達に誘われ、兵庫県尼崎市の地元のチームに入りました。その頃から背は高かったものの、スパイカーではなくセッター一筋。中学3年の時にはU17の日本代表に選ばれ、世界選手権で銀メダルを獲得しました。
(佐原菜々花選手)
「1人でチームを動かすことができることに魅力を感じて、スパイカーを裏から支える役目のポジションをやってみたい気持ちが強くなった」
佐原菜々花選手
◆「日の丸を付ける選手に」河本昭義監督が佐原菜々花選手をスカウトした「決め手」
バレーボールの強豪・大阪国際高校に進学した佐原選手。シーガルズと練習試合をしていた時に河本昭義監督(73)に声をかけられました。
(佐原菜々花選手)
「本当に?という感じで、そんなに実力があるわけではないのに「なんで誘ってもらえたのだろう?」という気持ちが一番最初にあった」
そして、2025年11月、SVリーグ女子の史上最年少選手としてデビューを飾ります。
(岡山シーガルズ 河本昭義監督)
「ぱっと見た時、ハンドリングが柔らかくて強いので、これは時間をかければ良い選手になると強く思った。日の丸を付ける選手になってほしい」
岡山シーガルズ 河本昭義監督
◆かわいいものが大好きな現役の女子高校生 寮の近くのスーパーで「必ず見るもの」とは?
岡山に来て1年。リモートで高校の授業を受けながら赤磐市の寮で暮らし、プロの選手として活動していますが、普段はかわいいものが大好きな現役の女子高校生。オフの日には寮の近くのスーパーで買い物です。
(佐原菜々花選手)
「絶対にマルナカに来たら、あそこのカプセルトイのコーナーは見ます」
向かった先は「カプセルトイ」のコーナー。かわいいキャラクターのグッズに目がありません。
(佐原菜々花選手)
「こっちやります!(狙いは?)この子か、この子」
「さっき当たった子と一緒な子が出ました。」
「何が出るかわからないところで、欲しいものが当たった時のうれしさがいい」
佐原菜々花選手
◆平均年齢22歳のシーガルズ 同世代から見た佐原選手は「先輩感がある」「意外なトスワーク」
平均年齢は22歳と若い選手が多いシーガルズの中でもひときわ若い佐原選手に、チームメイトは大きな信頼を寄せています。
(岡山シーガルズ 齋藤麻理菜選手(19))
「先輩感がある。仕事を教えてもらうことも」
(岡山シーガルズ 宮川絢花選手(19))
「意外なトスワークを見せて、普通ならレフトのところをライトにふったり、センスがあってセッターとして頭が良いんだと思う」
(ジェイド・エライザ・ライト選手(21))
「佐原選手は周囲を観察し、学ぼうとしている。コート上で自分を体現するにはまだ若すぎることを知っているから。佐原選手はとても才能があり、将来が有望」
左から 齋藤麻理菜選手、宮川絢花選手
◆SVリーグ開幕前に佐原選手が監督・チームメイトに示した「決意表明」
SVリーグの開幕を3日後に控えたこの日の練習、いすに置かれたホワイトボードには佐原選手のメッセージが書かれていました。
(河本昭義監督)
「どういう意味?」
(佐原菜々花選手)
「試合中、どんな場面になっても感情に左右されずにやるべきことを最後までやり切るということと、試合に勝つイメージを大事に」
ホワイトボードの内容
◆下位に低迷…伝統の「粘りの守備」に加え「バックアタック」を新たな武器に
SVリーグが始まってからの2シーズン、大きく負け越し下位に低迷したシーガルズ。一つでも順位を上げるために今、練習に励んでいるのが「バックアタック」です。
2025-26シーズンのバックアタックでの得点数は平均を大きく下回る51点とリーグ最少。伝統の「粘りの守備」に加えた新たな武器として精度を高めていて、司令塔のセッターの重要度も高まっています。
(佐原菜々花選手)
「バックアタックは(スパイカーと)リズムが少しでも違ったら合わない。スパイカーが入ってきていることを信じて、誰も予想していない時にあげるバックアタックが一番楽しい」
試合光景
◆チームスローガン「だから、面白い。」の体現へ…「自分からボールに向かっていく姿勢を見てほしい」
2026-27シーズンのチームのスローガンは「だから、面白い。」佐原選手を含む若手の成長が「面白い」ポイントの一つです。
(佐原菜々花選手)
「焦らずに着実に実力をつけていきたい。それでもコート内では年齢関係なく自分からボールに向かっていく姿勢を見てほしい」
成長と飛躍のシーズンへ、シーガルズの未来を担う佐原選手の成長に注目です。
ホーム開幕戦は10月24日、赤磐市の山陽ふれあい公園総合体育館で埼玉上尾メディックスとの一戦です。
佐原菜々花選手
