2026.10.23
養殖カキ大量死の被害、今季は?さぬき市の志度湾で養殖カキの水揚げ始まる 焼きガキ提供も復活へ【香川】
昨シーズン、大量死の被害に見舞われた瀬戸内海の養殖カキ。香川県内有数の養殖カキの産地、さぬき市の志度湾で今シーズンの水揚げが始まりました。
午前7時、さぬき市鴨庄の港を出発した船が、カキ養殖の筏に到着しました。
60年近くカキの養殖を行っている松本繁勝さん(74)。2025年11月に種を付けたカキの水揚げを10月22日から始めました。
(長尾龍希アナウンサー)
「たくさんのカキが付いたロープが、クレーンで引き上げられています」
(カキを籠の中に落とす)ハンマーで叩いて中身を確認しますが。
Q:カキの出来具合は?
「5割死んでいる。全部口が開いている。この中で死んでいるのが半分くらいある。去年は(死んでいるのが)9割5分だったので去年よりはマシ」
カキの出来具合は・・・
海水の温度が高い状態が長期化したことなどから昨シーズン、全体の8割から9割が死んだ志度湾の養殖カキ。鴨庄漁協によりますと、今シーズンは9月から10月中旬にかけてカキが死ぬ現象が相次ぎましたが、海域によってばらつきがあり、海域全体には広がっていないということです。
(松本繁勝さん)
「悪かった年の翌年は順調に育って良いカキが取れるが、今年はそういうことはなかった。どうにか死ぬのが止まればいい。例年よりは悪いがなんとか去年の挽回ができたら」
松本繁勝さん
港のすぐそばで30年以上焼きガキを提供するこちらの店では、昨シーズンは断念した焼きガキの食べ放題を11月3日から復活させます。10月22日だけで15組の予約があり、オープンに向けた準備に追われていました。
(カキ焼わたなべ 店主・八村昭子さん)
「おいしさを提供するのが使命。この時期のおいしいカキを何としても客に食べてもらいたいという決意が今年はあった。カキがたくさんできないと生活できないのでおいしい旬のカキを皆さん一緒に盛り上げて志度湾のカキを盛り上げていきたいと思う」
昨シーズンと比べると改善の兆しが見られ、関係者は生産量の回復に期待を寄せる一方、気の抜けない状況が続きます。
カキ焼わたなべ 店主・八村昭子さん
