世界を舞台に活躍する赤磐市出身のバイオリニスト・福田廉之介さんが岡山県内の学校を巡る演奏ツアーを開催し、初日の２月２１日、美作市の中学校で子供たちに美しい音色を披露しました。

美作市の勝田中学校を訪れたのは若手実力派バイオリニスト・福田廉之介さんです。地元の子供たちにクラッシック音楽に親しんでもらおうと県内６つの学校などを巡る演奏ツアーを初めて開催しました。

初日の２１日は倉敷市在住のピアニスト・能登泰輝さんの伴奏で生徒３４人を前に４曲を披露しました。

福田さんは赤磐市生まれの２４歳。バイオリンを習い始めたのは３歳のころで、幼少期からその実力が話題となっていました。

（当時５歳の福田廉之介さん）
「コンクールで金賞をとりたいです」

中学校を卒業してからスイスへ留学した福田さん。当時を振り返り、生徒たちに意思を持つことの大切さを語りました。

（福田廉之介さん）
「（意思は）相手に伝えるべきだし、伝えないと伝わらないことはたくさんあると思うので、それだけはみんなに覚えていてもらいたい」

最後はアンコールに応え、即興で演奏を披露しました。

（福田廉之介さん）
「（演奏会は）クラシック文化を後世に伝えていくという意味でも必要かもしれないし、どういう風に今聞いている音楽につながっているかとか、クラシックは音楽の起源のようなものだと思うので、みんなにわかりやすく伝えられるように話や演奏をしていこうと思う」

福田さんの演奏ツアーは３月７日まで、県内６つの小学校などを巡ります。