香川県の２０２４年度の当初予算案がまとまり、その額は一般会計の総額で４８６６億円余りとなりました。産業の活性化を意識した編成で、過去２０年では、新型コロナ対策で膨らんだ２０２２年度と２０２３年度に次ぐ３番目の規模です。

（香川県　池田豊人知事）
「人生１００年時代のフロンティア県の実現。これに留意して取りまとめた」

当初予算案は一般会計の総額で４８６６億７００万円で、過去２０年では直近の２年に次いで３番目の規模となりました。

主なものでは、瀬戸内海国立公園指定９０周年を記念する事業に約１億５７００万円。その中には、小豆島が聖地とされる漫画、「からかい上手の高木さん」の映画公開に合わせた観光ＰＲや、岡山県との食の大博覧会などが盛り込まれています。

また、香川の花をＰＲする拠点にするため、高松市の園芸総合センターのリニューアルに約２億１４００万円。坂出市の番の州コンビナートを脱炭素につながる水素供給の拠点にするための調査事業に５０００万円。県立アリーナ整備などサンポート高松の開発に約１４１億３１００万円などを計上しています。

（香川県　池田豊人知事）
「未来への投資をしっかりしないといけないという思いで編成した。県土がいきいきするような投資をスタートさせたい」

また、踏切トラブルが相次いだ高松琴平電気鉄道ことでんの安全対策には、２０２３年度を上回る約１億６５００万円を計上しました。２０２４年度当初予算案は２月１６日開会の２月定例県議会に提案されます。