学校現場での支援です。未だ多くの学校で再開のめどが立っていない石川県の被災地に向け、岡山県教育委員会は１月１６日、教職員らで構成する災害時学校支援チームを派遣しました。

１６日に被災地に向け出発したのは、県内の学校の教職員らで構成された「災害時学校支援チームおかやま」のメンバー５人です。５人は、１月１７日から２０日まで石川県七尾市で避難所となっている学校を訪れ、早期の学校再開に向けた準備や、子供たちの心のケアなどの支援を行います。

（災害時学校支援チームおかやま　勝間光洋さん）
「学校が再開して少しでも子供たちが日常を取り戻せるように、できることをサポートできたら」

このチームが立ち上がったのは２０２２年３月。西日本豪雨の際に受けた支援が、設置のきっかけとなりました。

（岡山県教委県教育政策課　小林伸明課長）
「平成３０年７月に豪雨災害があった際に、兵庫県の学校支援チーム・ＥＡＲＴＨにいろいろなところに入って支援してもらった。避難所を運営しながら、学校をどういう風に再開していくか、ＥＡＲＴＨの方からいろいろ知見をもらい、今後災害が起きた時に生かさないといけないという思いから立ち上げた」

今回はそのＥＡＲＴＨと連携し、役割分担を行うということです。

（岡山県教委教育政策課　小林伸明課長）
「西日本豪雨で全国の方から支援してもらったので、今度は私たちが返す番だと思う。できる限りの支援をしていきたい」