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過去最高の“黒字決算”に中国電力は経営安定を優先「現時点では電気料金値下げを考えていない」【岡山】

2024.04.30

過去最高の“黒字決算”に中国電力は経営安定を優先「現時点では電気料金値下げを考えていない」【岡山】

中国電力は4月30日、2023年度の連結決算を発表し、純利益は過去最高の黒字となりました。電気料金の値下げについては慎重な姿勢を見せています。

中国電力によりますと、23年度の売上高は1兆6287億円で、前の年度から658億円減りました。その一方で、燃料価格が低下したことなどから営業費用が大きく減少し、本業のもうけを示す営業利益は、2067億円の黒字となり、最終的なもうけを示す純利益は、1335億円の黒字で過去最高となっています。

(中国電力 中川賢剛社長)
「ここ2~3年激しく上下する燃料価格に翻弄されているといっても過言ではない。燃料価格の変動による収支変動をできるだけ抑制し、経営を安定させることが非常に大事だと考えている」

また、電気料金の値下げについては、中東情勢が不安定で、燃料価格がいつ高騰するか分からないことから、現時点では考えていないと慎重な姿勢を示しました。