OHK 8Ch

  • LINE友だち追加

2023.08.17

直接伝えられる時間は少ない…高齢化するハンセン病元患者 若い世代の人権教育を強化へ【岡山】

ハンセン病問題について考える岡山県の会議が8月17日、岡山市で開かれ、元患者や家族に向けられる偏見・差別の解消に向け、若い世代への教育に力を入れていくことを申し合わせました。

会議には、ハンセン病療養所の園長や入所者自治会長などが出席しました。2023年度、入所者が学校に出向く人権学習が増えていることや、長島愛生園が作った入所者をモデルにした教材が、学校で活用されていることなどが報告されました。

委員からは、子供たちに直接伝える機会を増やすことや、宿泊施設を利用した合宿を学校に提案するなど、子供たちの人権教育に重点を置くべきだといった意見が出されました。

(長島愛生園入所者自治会 中尾伸治会長)
「伝えていくことがだんだん難しくなってきた、あと何年かの間に、一生懸命伝えておかなければならないということですね」