OHK 8Ch

  • LINE友だち追加
気をつけて!危険な通学路 岡山・香川県内に各1400カ所以上…登下校時の交通事故を防ぐために

2023.04.14

気をつけて!危険な通学路 岡山・香川県内に各1400カ所以上…登下校時の交通事故を防ぐために

登下校時の交通事故は、どんなことに注意すれば防止できるのでしょうか。

2021年、千葉県八街市で下校中の小学生の列にトラックが突っ込み、児童5人が死傷した事故。この事故をきっかけに全国で通学路の点検が行われ、危険な通学路が岡山県で1423カ所、香川県で1475カ所ありました。

これを受け、岡山県では横断歩道を新たに設けたり、道路標示を見やすくするなど、約8割にあたる1167カ所で対策がとられました。

岡山県警によりますと、登下校中の小中学生が関係する交通事故は、2022年69件発生し、71人がけがをしました。けが人の内訳を見ると、慣れない道を通学する小学1年生や中学1年生が多く、新学期が始まった時期は特に注意が必要です。

(奥原怜奈記者)
「通学路の事故を防ぐため、岡山県では横断歩道の横に独自の道路標識を行っています」

通学路の歩行者の安全を守るため、横断歩道の停止線を従来の2メートルから手前に5メートル下げる標示は、県独自の対策です。また、横断歩道近くで一時停止を強調する表示も。

県警はこうした取り組みでドライバーに注意を促しています。

危険な通学路の存在、そして通学にまだ慣れない子供たち。ドライバーがこうしたリスクを理解し、ゆとりを持った運転ができるかが、通学路の事故防止の鍵を握っています。