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2023.02.27

復興のまちに“春の便り”   良質のタケノコがニョキ! 県内最大の産地・倉敷市真備町【岡山】

西日本豪雨の復興を進めるまちから春の便りです。倉敷市真備町の特産、タケノコの出荷作業が2月27日から始まりました。

約50年前から倉敷市真備町有井でタケノコの生産を続ける中塚誠生さんです。

寒波などの影響で例年より1週間遅く、2月27日、2023年初めてタケノコの収穫作業が行われました。

県内最大の産地・倉敷市真備町は、竹林の土が、タケノコの生育に適した粘土質で、白くて柔らかく、アクが少ない良質のタケノコがとれます。

中塚さんは、5年前の西日本豪雨で自宅が全壊し、2022年5月まで真備町を離れて生活していて、町外から車で通って竹林の手入れを続けてきました。

故郷に戻って迎えた初めての収穫作業…。クワを持つ手にも力が入ります。

(真備筍生産組合 中塚誠生副組合長)
「やはり真備のタケノコは、ほかの地区と比べて本当においしい。タケノコも(豪雨から)5年経って 元気でいい顔をのぞかしている」

収穫したタケノコはJAの選果場に運ばれました。こちらの選果場では、昨シーズンは約110トンのタケノコを出荷していて、生産者らが傷がないかなどを確認したあと、梱包していきました。

(真備筍生産組合 蛭田純司組合長)
「みなさんがタケノコまだかと 言ってくれてうれしい。生産者としては、できるだけ 良いタケノコを出していきたい」

真備町のタケノコの出荷は5月上旬まで続き、県の内外の市場に出荷されます。