コロナ禍で観光客が減った美作三湯の再生を目指す取り組みです。岡山駅、岡山空港と県北にある湯郷・湯原・奥津の３つの温泉地を結ぶ無料バスの運行が始まっています。

真庭市の湯原温泉に到着した１台の大型バス。１月７日から運行が始まった「美作三湯巡回バス」です。岡山駅・岡山空港と美作地域の温泉地３カ所を巡ります。

岡山駅から高速バスなどで湯原温泉まで移動した場合片道２５００円程度必要ですが、このバスは運賃が無料、事前の予約は不要です。

このバスはコロナ禍で観光客数が落ち込んだ地域を再生させようと、観光庁が岡山市のバス会社に補助金を出し、運行を始めたものです。土曜日と日曜日に湯郷温泉から順に巡る東回り便と、湯原温泉から順に巡る西回り便あわせて１日４便運行されています。温泉地によっては約５時間滞在できるダイヤで日帰りの観光も可能です。

美作地域の名湯や観光が楽しめる巡回バス湯原温泉では、家族連れらがオオサンショウウオを保護している観光施設や足湯を楽しんでいました。

湯原温泉の２０２２年の宿泊者数は約１０万人で、コロナ禍前の約８０％まで回復していて、今回の無料バスにも期待を寄せています。

この無料バスは先着順で利用でき、２月２６日までの土曜・日曜に運行されます。