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コーヒーを墓前にお供え 豪雨で犠牲の常連客に 喫茶店店主の思い【岡山・倉敷市】

2022.07.06

コーヒーを墓前にお供え 豪雨で犠牲の常連客に 喫茶店店主の思い【岡山・倉敷市】

(コーヒーハウスごじとま 高本明英さん)
「墓にコーヒーを供える。これだけはずっと 毎年やっていこうと思っている」

倉敷市真備町の喫茶店「コーヒーハウスごじとま」。この店も豪雨で被災し全壊しました。店主の高本明英さんは毎年この日にコーヒーを淹れ、豪雨で亡くなった店の常連客高本健吾さんの墓参りに訪れます。

救援の要請を受け、避難していた集会所から出て行ったまま亡くなったといいます。高本さんは生前、好んで飲んでいたというコーヒーを墓前に供え、静かに手を合わせました。

(コーヒーハウスごじとま 高本明英さん)
「1年に1回だけだが墓参りをしている。(ハード面は)戻ってきた。ソフト面はまだ大変な人もいると思う。いろいろな活動をしている人が一生懸命頑張っている。できる範囲で何かの役に立てれば」

犠牲者を悼み、災害に強いまちづくりを誓う7月6日。追悼と復興の祈りに包まれています。