岡山市の４月１日時点での待機児童の数は、２０２０年から２２８人減って３１人だったことが分かりました。市は、待機児童について４月でおおむね解消したとしています。

（岡山市　大森雅夫市長）
「保育施設の増大、保育士確保の結果、３１人となった。４月でほぼ解消したと思う」

岡山市によりますと、４月１日時点で、認定の保育所やこども園に入園を希望する子供の数は、２０２０年より１５９人多い１万８８７５人でした。

このうち第３希望までの保育施設に入れず、待機児童となったのは３１人で２０２０年より２２８人減りました。

２０１６年以降、最も少なくなり、待機児童３１人についても、新設の保育施設を提案するなど、解決を進めているということです。

岡山市では、待機児童が減った要因について、コロナ禍で入園の申し込みの数が伸びなかったことや、課題とされていた保育士確保が進んでいることなどを挙げています。

市は、２０２２年４月までに待機児童の解消を目指していますが、保育士の給与の増額などの施策を継続し、保育の質を高めたいとしています。