９月５日に閉幕した東京パラリンピック。１３日間に渡り数々の熱戦が繰り広げられました。今回は、大会に出場した岡山・香川ゆかりの選手たちの活躍を一挙に振り返ります。 （東京パラリンピック陸上Ｔ５２クラス　佐藤友祈選手）
「世界記録を更新して金メダルを獲得する。自信は十分ある。」

大会前、ＯＨＫのインタビューでこのように目標を語っていた佐藤選手。４００ｍでは、予選を全体の１位で通過し決勝に進出しました。

７レーンを走った佐藤選手。豊富なスタミナを生かした伸びのある走りで中盤以降、ぐんぐん加速します。その後、レースは最大のライバル、アメリカのレイモンド・マーティン選手との一騎打ちに。

劇的な展開が待っていたのはラスト１００ｍでした。

逃げるマーティン選手を必死に追いかける佐藤選手。最後の最後で見せたわずか０．２秒差の大逆転勝利！世界記録の更新こそならなかったものの、初の金メダル獲得を見事、成し遂げました。

（東京パラリンピック陸上Ｔ５２クラス　佐藤友祈選手）
「最後の直線の残り数十メートルでマーティン選手を差して金メダルを取れてすごく良かった。」

その後行われた１５００ｍでもマーティン選手との接戦を制し２冠を達成した佐藤選手。その目は早くも３年後のパリ大会での世界記録更新を見すえています。

（東京パラリンピック陸上Ｔ５２クラス　佐藤友祈選手）
「次はパリ大会で金メダルの獲得と世界記録更新を必ず達成します。」

佐藤選手以外にも岡山・香川ゆかりの選手は６人が出場。夢の舞台で輝きました。

（卓球・皆見信博選手）
（卓球・井上全悠選手）
（陸上・生馬知季選手）
（シッティングバレーボール・菊池智子選手）
（カヌー・今井航一選手）
（車いすフェンシング・阿部知里選手）
選手の皆さん、本当に感動をありがとうございました。