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念願の対面授業が始まったのも束の間…若者の感染増で再度オンライン対応に 学生は【岡山・岡山市】

2021.04.22

念願の対面授業が始まったのも束の間…若者の感染増で再度オンライン対応に 学生は【岡山・岡山市】

感染再拡大の波は、大学の授業にも影響を与えつつあります。2021年度から対面式の授業に戻した岡山市の大学は、対応に頭を悩ませています。

授業の前に行われているのは、体温の確認など学生の健康観察です。

岡山市中区の山陽学園大学は、座席の間隔を空け教室の換気を徹底するなどして2021年度から対面式の授業に戻しました。2020年度は、オンライン授業が半分を占めていたため、約1年ぶりにいつもの風景が帰ってきました。

(学生は…)
「(対面授業は)友達と話せるので楽しい。」
「対面式の授業は先生と直接話せるので良い。」

学生にとっては念願の対面式の授業が始まったのも束の間、再び広がりつつある感染の波に大学は、頭を悩ませています。

(山陽学園大学教務部 山田寛次長)
「できる限り対面授業ということで新年度は進めてきた。感染対策や教室の確保をしてきたが、感染状況が拡大しているのでオンラインにするのも仕方のない。」

感染の拡大を受け、大学は急きょ、来週からオンライン授業の実施を決定、動画の準備など対応に追われています。

(山陽学園大学看護学科 江口瞳教授)
「オンライン授業になると映像として残るので原稿を作ったりなど準備に一コマあたり倍くらいの時間がかかる。」

オンライン授業に逆戻りすることに対し、学生からも不安の声が…

(学生は…)
「感染予防の面では良いが交流が無く、部屋に引きこもってしまう。」
「卒業研究は初めてなのでオンラインになると難しい。」

収まる気配が見えない感染の再拡大、学びの場にも再び暗い影を落としています。