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後遺症を専門に診療 岡大病院にコロナ・アフターケア外来開設【岡山・岡山市】

2021.02.15

後遺症を専門に診療 岡大病院にコロナ・アフターケア外来開設【岡山・岡山市】

新型コロナウイルス感染症の後遺症を専門に診療する「コロナ・アフターケア外来」が、岡山市の岡山大学病院に15日、開設されました。

「コロナ・アフターケア外来」は、岡山市北区の岡山大学病院の総合内科・総合診療科に設けられ、毎週月曜日と火曜日の午後に診療が行われます。

発症から1カ月を過ぎても症状が続く人が対象で、かかりつけ医の紹介状と予約が必要です。

新型コロナウイルスの後遺症としては、倦怠感や不眠・脱毛のほか、味覚や嗅覚の異常など、多種多様な症状が報告されていて、複数の診療科と連携し、診断や治療を行います。

(岡大病院総合内科・総合診療科大塚文男教授)
「自分の症状がどこからきているのか、コロナの影響なのか、あるいもともとあった症状がコロナ禍の中で際立ってくるケースもある。そういったこともふまえ正確に診断し、必要な診療科とタイアップしながら診療していく、そういった体制を作るということで、整備させていただいた」

海外では、新型コロナに感染した人の約半数が後遺症に悩んでいるという報告もあり、岡大病院では、どのような症状が多いのか、経過観察し、地域の医療機関とも連携しながら円滑な診療を進めたいとしています。