OHK 8Ch

  • LINE友だち追加
保育士確保にも新型コロナの影 岡山市で保育士体験研修会【岡山・岡山市】

2021.01.27

保育士確保にも新型コロナの影 岡山市で保育士体験研修会【岡山・岡山市】

岡山市が抱える課題の一つ、待機児童。解消のネックとなっている保育士不足について潜在保育士の掘り起こしを目的とした研修会が市内で開かれました。しかし、そこにも新型コロナウイルスが暗い影を落としています。

岡山市の保育園を訪れたこちらの女性、保育園の1日体験研修会の参加者です。現在は県外で働く彼女。保育士の資格を生かして地元の岡山市に戻りたいと参加しました。

(研修の参加者は…)
「ブランクがあったらできるかなと不安がある。」

待機児童解消のカギを握る保育士確保のため開かれている研修会、いつもなら定員いっぱいの応募がありますが27日は1人だけ。26日は応募がなく中止になりました。新型コロナウイルスの影響で参加を見合わせている人が多いのです。

(市保育士・保育所支援センター藤原しのぶさん)
「参加の電話で問い合わせはあるが自分が行って感染させないか心配もある。実習だけではなく面接会やセミナーも2020年度はできていない。(保育士確保に)つながらない」

26日、岡山市は2021年4月に入園予定の認可保育園などの1次募集の結果を
明らかにしました。
保育士不足の影響もあり新規申込者の4人に1人となる1247人の入園先が決まっていません。

保育士確保は最重要課題、しかし、思うように集まっていないのが現状です。

(岡山市豊保育園 中尾佳子園長)      
「子供たちに関わってくれる人数を確保するようにはしているが難しい」             
ブランクが不安と言っていた女性にとって研修会は、有意義な時間となったようです。

(1日体験の参加者は…)
「楽しめる。(Q始める前の不安は?)ふっとんだ。色んな人に参加してもらいたい」       

保育士の確保にも影を落とす新型コロナウイルスの影響。岡山市は感染予防対策を
取ったうえで2月も研修会を開くことにしています。