
2025.02.17
社会福祉法人ちとせ交友会・山口哲史理事長『1997年捨我得全』
今回は「ちとせ交友会」 理事長、山口哲史さんです。
岡山を起点に全国60以上の認可保育所などを運営する「ちとせ交友会」に加えこの4月からは「朝日学園」の理事長にも就任します。
転機の年…家業を廃業しゼロから保育事業をスタート
(篠田吉央アナウンサー)
「それでは転機となった年を教えてください。」
(社会福祉法人ちとせ交友会 山口哲史理事長)
「はい、1997年『捨我得全』です。」
1997年には、高松市に「コトデンそごう」がオープン。倉敷市に「倉敷チボリ公園」がオープンしました。
(篠田吉央アナウンサー)
「1997年、何を捨てて、(何を)得たんですか。」
(社会福祉法人ちとせ交友会 山口哲史理事長)
「これまで続いてきた50年以上の会社を、事業を廃業して保育園を始めました。どうしても(事業を)残しておくと、そちらの方にもエネルギーが要りますし、保険をつけて、何とか新しいものを伸ばしていこうという考えでは、ついてくるメンバーも経営者トップの本気度を見てますので。『ゼロからのスタート』というところを見せないと誰もついてきてくれないと思っております。」
全国60以上の施設に浸透する“ホーム”の理念
(篠田吉央アナウンサー)
「そして、今、全国に保育所などが67施設あるということなんですけども、ここまで拡大できた何か秘訣というのはあるんですか。」
(社会福祉法人ちとせ交友会 山口哲史理事長)
「岡山で保育所を作っているときに、4年に1園のスピードで作っていくしかなかったんですね。ただ、全国を見ると、東京をはじめ、大阪、名古屋、福岡、待機児童がとてもたくさん出ていました。そこで、我々の力がその都市で待機児童を解消するためにお役に立てるのではないかということで手を挙げさせていただきました。」
(篠田吉央アナウンサー)
「各施設に、ご自身の考え方イズムというのを浸透させるというのは大変なんじゃないんですか。」
(社会福祉法人ちとせ交友会 山口哲史理事長)
「はい、職員を中心に現場の考え『ホーム』という理念をまず作ってくれました。その後に同じ考えを持つ“社内コーチ”というものを数年かけて作り上げていって、その社内コーチが毎月、園長研修、主任研修、中堅研修、新人研修、を行うようになっております。『ホーム』という理念が、子供たちにとって帰って来られるところ、小学校に入っても帰ってこられるところ、という意味もあるんですけれども、職員にとっても子育てをしたり、親の介護であったり、一回職を離れていても、それが終わった時に働けるようになったときに帰って来られるところの『ホーム』でありたいと。子供たちにも、保護者にも職員にとってもホームであるという理念なので、そこを大切にしています。」
「そして、今、全国に保育所などが67施設あるということなんですけども、ここまで拡大できた何か秘訣というのはあるんですか。」
(社会福祉法人ちとせ交友会 山口哲史理事長)
「岡山で保育所を作っているときに、4年に1園のスピードで作っていくしかなかったんですね。ただ、全国を見ると、東京をはじめ、大阪、名古屋、福岡、待機児童がとてもたくさん出ていました。そこで、我々の力がその都市で待機児童を解消するためにお役に立てるのではないかということで手を挙げさせていただきました。」
(篠田吉央アナウンサー)
「各施設に、ご自身の考え方イズムというのを浸透させるというのは大変なんじゃないんですか。」
(社会福祉法人ちとせ交友会 山口哲史理事長)
「はい、職員を中心に現場の考え『ホーム』という理念をまず作ってくれました。その後に同じ考えを持つ“社内コーチ”というものを数年かけて作り上げていって、その社内コーチが毎月、園長研修、主任研修、中堅研修、新人研修、を行うようになっております。『ホーム』という理念が、子供たちにとって帰って来られるところ、小学校に入っても帰ってこられるところ、という意味もあるんですけれども、職員にとっても子育てをしたり、親の介護であったり、一回職を離れていても、それが終わった時に働けるようになったときに帰って来られるところの『ホーム』でありたいと。子供たちにも、保護者にも職員にとってもホームであるという理念なので、そこを大切にしています。」
