2023.12.05
競輪で使われたタイヤを皆で“アップサイクル” 地域貢献、就業支援…幸せの循環へ【さぬきのプラス香川】
知っていると得する香川の豆知識を紹介する「さぬきのプラス」12月5日は、高松市のバッグ店が始めた廃棄予定のある意外な物を使ったエコな取り組みを紹介します。
(河原大記者)
「スマートフォンの収納などに重宝しそうなしゃれたデザインのこちらのショルダーバッグ。中でも一際目を引くこの部分には、捨てられるはずのあるものが使われているのです」 「高松アップサイクルバッグ」と名付けられた色とりどりのショルダーバッグ。側面にあしらわれデザインにアクセントを加えているのが… (河原大記者)
「そう、競輪用自転車のタイヤです」
高松市の高松競輪場。レースや練習で使われ、ここで廃棄される予定の競技用自転車のタイヤがバッグに使われていたのです。
製作しているのは高松市のバッグ店、「Cargoship(カーゴシップ)」。行成大祐さんと妻の香代さんが2022年から、廃タイヤを再利用したバッグづくりを始めました。
(Cargoship 行成大祐さん)
「地域に社会貢献したいというのが始まり。地域で活躍しているスポーツの団体ということで、競輪という競技を考えてタイヤがいらなくなると聞いたので、何とかアップサイクルとして活用できないかと考えた」 廃棄されるものに手を加えて価値をつけ、新しい製品へと生まれ変わらせる「アップサイクル」と呼ばれるこの取り組み。 この取り組みを行成さん夫婦と一緒に行っているのが、工房の近くにある福祉事業所、「咲く屋」です。タイヤの切断やバッグを入れる箱作りなどを手伝い、工賃を受け取っています。 (事業所で働く人は…)
「(タイヤの)黒い部分を切らずに切るのが難しい。(Q:タイヤがバッグになるのはうれしい?)うれしい」
「この仕事に慣れて進んでいきたいと思っている」 (咲く屋 三好照恵さん)
「工賃をいただけることもうれしいが、人の役に立つとか物を生かすためにという社会貢献の部分に自分たちが関われるというのがやりがいにつながっている」 バッグの売上は、工賃や材料費を除いた全額が事業所に寄付されます。 (Cargoship 行成大祐さん)
「地域に恩返ししたいというのが大本なので、もうけは考えてなくて、関わる人すべてがハッピーになる循環を考えてやっている」
廃棄されるタイヤを使い、バッグを作ることで無駄をなくし就業支援にもつながる…この取り組みが今後も循環していくことを行成さんは期待しています。
(Cargoship 行成大祐さん)
「競輪の自転車にからめているので、みんなで作り上げたサイクルが今後自転車の車輪のようにクルクルと回転を速くして回っていけばいいと思う」
このアップサイクルバッグは、廃棄されるタイヤの量が限られているため大量生産は難しいということですが、12月10日までは高松市の高松ロフトで、数量限定で販売されています。
「スマートフォンの収納などに重宝しそうなしゃれたデザインのこちらのショルダーバッグ。中でも一際目を引くこの部分には、捨てられるはずのあるものが使われているのです」 「高松アップサイクルバッグ」と名付けられた色とりどりのショルダーバッグ。側面にあしらわれデザインにアクセントを加えているのが… (河原大記者)
「そう、競輪用自転車のタイヤです」
「地域に社会貢献したいというのが始まり。地域で活躍しているスポーツの団体ということで、競輪という競技を考えてタイヤがいらなくなると聞いたので、何とかアップサイクルとして活用できないかと考えた」 廃棄されるものに手を加えて価値をつけ、新しい製品へと生まれ変わらせる「アップサイクル」と呼ばれるこの取り組み。 この取り組みを行成さん夫婦と一緒に行っているのが、工房の近くにある福祉事業所、「咲く屋」です。タイヤの切断やバッグを入れる箱作りなどを手伝い、工賃を受け取っています。 (事業所で働く人は…)
「(タイヤの)黒い部分を切らずに切るのが難しい。(Q:タイヤがバッグになるのはうれしい?)うれしい」
「この仕事に慣れて進んでいきたいと思っている」 (咲く屋 三好照恵さん)
「工賃をいただけることもうれしいが、人の役に立つとか物を生かすためにという社会貢献の部分に自分たちが関われるというのがやりがいにつながっている」 バッグの売上は、工賃や材料費を除いた全額が事業所に寄付されます。 (Cargoship 行成大祐さん)
「地域に恩返ししたいというのが大本なので、もうけは考えてなくて、関わる人すべてがハッピーになる循環を考えてやっている」
「競輪の自転車にからめているので、みんなで作り上げたサイクルが今後自転車の車輪のようにクルクルと回転を速くして回っていけばいいと思う」