民間のホテルとして香川県で初めて新型コロナの軽症患者などを受け入れてきた高松市のホテルが、人手を極力省いたホテルとしてリニューアルオープンすることになり、報道陣に公開されました。

１０月２４日に公開されたのは、高松市福田町にリニューアルオープンする「高松パークホテル」です。２０２０年４月から香川県の要請を受け新型コロナの無症状と軽症者の宿泊療養施設として使われ休業していました。

リニューアルのコンセプトは、「利便性と快適性を両立したスマートホテル」、人手を極力省いた省人化ホテルです。フロントには基本的にスタッフは置かず、チェックインは、タブレットだけで完結するスマートチェックインシステムを採用しています。

（河原大記者）
「そしてこちらが香川県で初めて導入されるアバターのコンシェルジュ。スタッフに代わり宿泊客の問い合わせに答えてくれます」

「あすのチェックアウトは何時？」「午前１０時です」

新たなシステムの導入で、これまでは１５人必要だったスタッフを９人まで減らすことができたということです。

（穴吹エンタープライズ　島田裕之執行役員）
「人手不足が年々厳しくなっているので、人手不足の解消ではないが、少ない人手でもできるホテル運営を目指すのが狙い」

また、１階のフリースペースは、コワーキングスペースや大人数が集うパブリックビューイング会場としても活用できるほかシェアキッチンも完備されています。

時代のニーズに合わせた次世代型の省人化ホテル、オープンは、１０月２７日です。