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2023.10.13

両備HD・松田敏之社長 岡山市の商業施設「杜の街」新施設”メディア初公開”【ライブトーク】

いま旬な人や話題の人に直接会って話を伺うLiveトーク。今回のゲストは、両備ホールディングスの松田敏之社長です。岡山市中心部の商業エリア「杜の街」に2023年内に完成する新しい施設を初公開して頂きました。

9月23日、OHK本社もある杜の街グレースが1周年を迎えました。マンションとオフィス、飲食店などを集めたこの商業エリアは1日、約9000人が行き交う「街」に・・・その街づくりを手掛けたのが両備ホールディングス・松田敏之社長です。

Q:こちらの杜の街グレース、後ろに見えている建物ですが、オープン一周年を迎えました。
「皆さんに応援してもらい、家族とかでお越しいただいているんで、二世代三世代の方が笑顔で楽しんでいらっしゃる姿を見ると非常に嬉しいですね」

Q:街のシンボルの一つという存在になっていますが、改めて迎えてみてお気持ちいかがですか?
「岡山って素晴らしいところで、瀬戸内地域っていうもの自体をもっと皆さんが誇りに思っていただけるような、そんな施設を目指して企画していたんですけども一周年を迎えて多くのお客様にお越しいただいたので、皆様の期待に応えられたんじゃないかなっていうふうに感じています」

松田敏之社長は岡山県出身の45才。住友信託銀行(現在の三井住友信託銀行)に入行後、2009年両備ホールディングスに入社。2019年、7代目トップに就任し、現在、グループ44社をまとめています。入社当時20億円だった経常利益を100億円まで押し上げ、その手腕は高く評価されています。

杜の街は、「両備の全てをかけての挑戦」と意気込むプロジェクトで、松田社長は岡山の未来につながる街を目指したいといいます。

「住む人、働く人、訪れた方にどういう幸せを提供できるんだろうかっていうことで、ハードもソフトも考えているつもりなんですけど、そういった意味で皆さんが笑顔になるっていうのが一番の我々が目指している姿。敷地が約1万1000坪あるわけですかなり膨大な土地なんですけども、我々みたいな中小企業で開発をするには、かなりハードルの高い土地であったと。一つずつ小さな所を開発していくんですけども、最終の面を意識して街を作っていくっていうことが、この杜の街の開発の、地方の開発事例になればなというふうに思っているんですが、地方でもこういうことがチャレンジできるんだっていうことのきっかけになればいい」

Q:さらに開発を続けて行かれるんですよね
「まだ実は半分なんですね。十年ぐらいかけて、岡山の街の本当に必要な機能であったり、皆さんの想像を超える世界をどう作っていくかということをやっていきたい」

「想像を超える世界を作りたい」という松田社長。ここで、杜の街に年内完成予定の新しい施設を特別に案内していただきました。メディア初公開です。

Q:すごく素敵な空間ですね
「街の中心部に温泉がほしいなと思い、温泉ができるんだったらリラクゼーションと健康と両方叶えられるんじゃないかと」

そう、新しくオープンするのは温泉を中心とする施設。10年先の健康を考えるボディコンディショニングジムや岩盤浴、リラクゼーションなどを取り入れた総合ウェルネスクラブを杜の街プラザの3・4階部分に誕生させるのです。

Q:こちらが温泉施設ですね
「まだ絶賛工事中ですが、杜の湯です。天然温泉になります。1500m下から湧き出たんですが、弱アルカリで炭酸が含まれた美肌の湯といわれている素晴らしい温泉がでた。ここには7つくらい、いろんな形で温泉に入っていただけるようになっている」

Q:一つのテーマパークみたいになっていますね」
「最上の癒しを提供できるのでは」

■人生の転機
(中塚美緒アナウンサー)
「こちらの導きの箱の中に社長の転機となるものを入れていただきました。これは社長、なんでしょう」
(松田敏之社長)
「これは、馬に乗る時に馬の口の中に入れるハミというものですね。こっちに行ってほしいなとかスピードを緩めてほしいなとかいろんなことをハミに伝えることによって馬とのコミュニケーションをとる。中高と大学の一部で、馬に乗らせていただいてたんですけれども、ほかの競技と大きく違うのは馬が主役なんですよ。上に乗っている人間は馬の邪魔をしない、正確な指示をちゃんと出してあげるっていうことが必要で、どうしても自分が主役ってなると自分の考えばかりになってしまうが、馬に乗ったことによって、どうしたら一緒に幸せになれるんだろうかっていうことを、普段からコミュニケーションを図って、馬が主役だということを心から感じながら競技をしないと絶対に勝てないんです。僕が今、経営をさせていただいている中でも自分が勝つんではなく仲間が勝つっていう状態をどう作れるかっていうことが最終的な勝利だと思っていて、その考え方はやっぱり馬がきっかけだったなって」

■人柄に迫る
(中塚美緒アナウンサー)
「では、ここからは松田社長のお人柄に迫っていきたいと思います。好きなカードを一枚お選びください……最近購入したお気に入り商品。こちらは何でしょうか」

(松田敏之社長)
「ノッティングです。杜の街で購入したんですが、宣伝じゃないんです。本当に気に入ったんです。工芸品であったりするんですけども、一人の職人が作り上げたものなんですって。結構長時間座ることって仕事でも多いですから、やっぱその椅子の快適性を上げたい。ちょっと敷いてみません?」

(中塚美緒アナウンサー)
「いいんですか?…柔らかい。ふわっと沈み込みますね」

(松田敏之社長)
「今から50年、多分、一緒に私のおしりと付き合ってくれると思う」

Q:今後の展望や社長の夢についてお聞かせください。
「瀬戸内に人が集まってくる。そしてそこに最上の幸せを感じていただけるっていう街づくりですので、今のこの機能がさらに進化していくっていうだけではなくて新たな機能を入れていかなければいけないので、岡山にないものっていうとなんだろうっていうふうに考えれば答えは出てくるんですけども、この先はちょっと内緒です。まあ、あの皆さんが想像を超える世界を必ず実現するっていうことですね」