OHK 8Ch

  • LINE友だち追加
コロナ禍で3密どう防ぐ?高梁市で避難所運営訓練【岡山・高梁市】

2020.06.09

コロナ禍で3密どう防ぐ?高梁市で避難所運営訓練【岡山・高梁市】

多くの人が集まる避難所で新型コロナウイルスの感染拡大をどう防ぐか。そうしたことを念頭に置いた避難所の運営訓練が、出水期に備え高梁市で行われました。

避難する人の受け付けを行うのは、手袋とフェイスシールド、マスクを着けた職員。1人1人の体調を確認していきます。

(体調確認)
「頭が痛いとか体調不良はありませんか」
「(避難者)ちょっと気分悪いです」
「別室にご案内します」

これは高梁市が行った避難所の運営訓練です。大雨警報を想定した防災訓練の一環で、地元町内会と市の職員、約40人が参加しました。

(記者)
「避難スペースには2メートル四方の仕切り線があり、避難者同士が接触しないようになっています」

大勢が集まる避難所で3つの密をどう避けるかが課題となっていて、体調の悪い人のために別の場所を用意する。2つの方向の窓を開けてこまめに換気するなど、高梁市は感染症対策を取った避難所の設置・運営マニュアルを作っています。

(地元町内会長)
「お互いに距離を取るとか、狭い所に集まらないよう、自分たちで注意して避難する」   
(高梁市市民課 石田雄一課長補佐)
「施設によってはなかなか別室が十分確保できないところもあると思う。完全には難しいかもしれないが感染リスクを低減することを念頭にやっていきたい」

高梁市は避難所だけでなく、自宅の上の階や親戚の家なども検討し、「分散避難」するよう呼びかけています。