高齢者や体の不自由な人の買い物を支える、移動型のスーパー「とくし丸」について、岡山市北区の会社が導入している車両が５０台となり、７月２４日、記念式典が行われました。

岡山県内を走る「とくし丸」は、食料品などを扱う天満屋ストアなどが運行しているもので、今回が５０台目です。２４日、野口重明社長など関係者が集まり、とくし丸の始動を祝いました。

５０台目は、天満屋ハピーズ津島店を起点に移動販売を行います。店舗周辺で重い荷物を持てない高齢者などの住宅をくまなく回り、食品や雑貨など約４００品目、１２００点の商品を販売します。

（販売担当ドライバー　角田有祥さん）
「お困りの人がいれば、どこへでも行くつもりでやらせてもらう。ただ商品を売るだけでなく、一人一人に元気や笑顔を届けられる仕事だと思っているので、一生懸命頑張りたい」

とくし丸は、２０１８年の西日本豪雨の被災地でも避難所で商品を販売するなど、買い物が困難な人の生活を支えてきました。天満屋ストアでは、今後も消費者のニーズを聞きながら、地域の人に寄り添った運営をしていきたいとしています。