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2023.07.20

鮮度が数日間長持ち…”果物王国岡山”にブドウの鮮度保つ新装置【岡山・新見市】

岡山県内有数のブドウの産地、新見市で加温栽培されたニューピオーネの出荷が始まりました。今年は鮮度を保つための新たな装置を導入し、ブランド力のアップを図っています。

(JA職員 説明)
「こちらが出荷前のブドウに特殊な光をあてて、鮮度を長持ちさせることのできる 全国で初めて導入された装置。」

新見市内の選果場で稼働が始まったこの装置。テレビのリモコンなどに使われる近赤外光という光を照射するもので、光を浴びた植物が反応し、鮮度が数日間長持ちするとされています。

7月20日は、豊永地区の7軒の農家が収穫したニューピオーネ、約600キロが集荷場に持ち込まれました。集荷場では、こちらも今年導入したカメラで粒の色付きを数値化する装置を使いながら、JAの職員と生産者が等級ごとに選別していきました。

(生産者)
「甘いのと酸味も少しあるので それを味わってほしい」

(JA晴れの国岡山 阿新ぶどう部会・中山正己部会長)
「長持ちできるということで、消費者も安心して食べてもらえるのでは」

JA晴れの国岡山阿新ぶどう部会では、露地ものも含め314戸の農家が約90ヘクタールでピオーネを栽培していて、10月末まで岡山や東京などの市場に出荷されます。