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岡山放送

2026.05.11

修学旅行生など168人犠牲 国鉄・宇高連絡船の紫雲丸事故から71年 高松市で慰霊祭【香川】

  高松市沖の瀬戸内海で修学旅行生など168人が犠牲となった旧国鉄の宇高連絡船、「紫雲丸」の沈没事故から5月11日で71年です。慰霊碑のある高松市の寺では、鎮魂の祈りが捧げられました。

◆高知・愛媛・広島・島根の修学旅行生など168人が犠牲になった事故

  高松市の西方寺で行われた慰霊式には、遺族ら約10人が参列しました。1955年5月11日、高松市と玉野市を結んでいた旧国鉄の宇高連絡船、紫雲丸は、高松市の女木島沖で貨物船と衝突し沈没。船に乗っていた修学旅行中の小中学生などあわせて168人が犠牲になりました。

沈没した「紫雲丸」

◆中学1年生の姉を亡くした遺族(82)「家族を代表して来ている」

  毎年、兵庫県から参列している田中富惠さん82歳。修学旅行のため紫雲丸に乗っていた当時、中学1年生の姉を亡くしました。

(事故で姉を亡くした 田中富惠さん)
「両親も亡くなったので、家族を代表して来ている。(生きていれば)子供もいただろうし、どんな生活をしていたのかと思う。」

紫雲丸事故 1955年5月11日

◆父親を亡くした高松市の男性「当たり前のことができることが幸せ。」

  高松市に住む岩部吉雄さんは小学2年生の時、この事故で父親を亡くしました。

(事故で父親を亡くした 岩部吉雄さん)
「命の大切さ、当たり前のことができることが幸せということが分かった。」

168人の尊い命が失われて71年。参列者は、改めて命の大切さを心に刻んでいました。

事故のあった現場 瀬戸内海(高松市女木島沖)

◆紫雲丸事故の後、本州と四国の架橋推進運動が進められる

  事故の後、瀬戸内海沿岸では本州と四国の間をより安全に行き来できる橋の建設を求める声が広がり、瀬戸大橋(1988年開通)などが架けられました。

資料:瀬戸大橋