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【瀬戸内旬紀行】今が旬!「桜鯛」と「アカニシ」鮮魚のプロがおススメ料理と選び方を紹介【岡山・香川】

2025.04.18

【瀬戸内旬紀行】今が旬!「桜鯛」と「アカニシ」鮮魚のプロがおススメ料理と選び方を紹介【岡山・香川】

OHKで月曜から金曜午後3時50分から岡山・香川エリアで放送中の情報番組「なんしょん?」のコーナー「瀬戸内旬紀行」。

岡山市中央卸売市場の市場関係者で構成される「岡山県お魚普及協会」の協力で瀬戸内などの新鮮な魚介のおいしい食べ方などを紹介しています。今回は協会理事で原田屋鮮魚店の原田徹美会長に、「桜鯛(サクラダイ)」と「アカニシ」について話を聞きました。
2503旬紀行 桜鯛・アカニシ01
・・・サクラが咲く頃が旬の「桜鯛」、天然と養殖の違いは?

まず番組で紹介されたのは桜鯛。桜鯛は春のサクラが咲く頃に捕れるマダイのことで、スタジオには天然と養殖、それぞれの桜鯛が用意されました。
2503旬紀行 桜鯛・アカニシ02
(画像:向かって下側が天然、上側が養殖)

天然の桜鯛は白っぽく、養殖のものは黒っぽい色をしていて、どちらもしっかり太っていてツヤがあり、美しい見た目です。
桜鯛の旬は3月から5月。産卵に向けて特に脂が乗っており、一番美味しい時期とされています。
2503旬紀行 桜鯛・アカニシ03
・・・新鮮な桜鯛の特徴は?調理の際に気を付けたいこと

良い桜鯛の見分け方について原田会長は「魚はこの目ですね、もう黒々と輝いたこの目が一番新鮮でおいしい」と説明。さらにツヤがあり、太っているものが良いとのことです。
2503旬紀行 桜鯛・アカニシ12
スタジオでは、原田会長による桜鯛の調理の実演が行われました。
2503旬紀行 桜鯛・アカニシ04 捌く
瀬戸内海で水揚げされた体長約60センチの立派な桜鯛を原田会長がさばくとシュッシュッシュッと包丁の音が響き、プロの技が光ります。
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骨が硬く調理しやすい桜鯛ですが、よく切れる包丁で調理しないと、ケガをするおそれがあると話します。
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・・・何でも使える「桜鯛」おすすめの食べ方は?

桜鯛のおすすめの食べ方は「刺身」。美しいピンク色の身が特徴です。
2503旬紀行 桜鯛・アカニシ10 刺身
気になるお味は…
 
もちもちと弾力のある歯ごたえがあり、かむほどに甘味が感じられます。出演者も出来上がった刺身を試食し、その食感や美味しさを堪能しました。
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原田会長からは他のおすすめの食べ方として「塩焼きや煮付けなど、何でも使える」と、タイが便利な食材であることを紹介。番組MCで岡山市出身のOHK・萩原渉アナウンサー自身、鯛めしとして味わう他、アラを煮たものを使い翌日に雑炊にして食べていると話しました。

・・・岡山では「ニシガイ」とも呼ばれる「アカニシ」 おすすめの食べ方は?

次に紹介されたのはアカニシという巻き貝です。
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アカニシはサザエに似ていますが、ツノが少ないのが特徴です。東京湾や有明海、瀬戸内海でも取れる貝で、原田会長によると岡山地域では「ニシガイ」とも呼ばれています。アカニシの旬も3月から5月で、産卵期に入るため身が太っておいしくなります。
2503旬紀行 桜鯛・アカニシ13原田会長おすすめのアカニシの食べ方は「ボイルして酢ミソで食べる」。
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番組ではコリコリとした食感が特徴のアカニシの「刺身」も紹介され、出演者たちはアカニシの「酢ミソ和え」と「刺身」を試食。
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番組MCのOHK・藤本紅美アナウンサーも「酢ミソで食べると貝のうま味と酸味が相まって非常においしい」と絶賛していました。
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・・・新鮮なアカニシは「フタ」を触ったらわかる!?

新鮮なアカニシを選ぶ際には、貝の入り口(フタ)が閉まっているものが良いとされています。店で売られているものは基本的にボイルしているため、生のものを買う場合は生きているものを選ぶのがおすすめです。貝のフタを触ったらすぐに閉じるものが生きている、新鮮なアカニシである証拠です。
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鮮度の良いものを見分けるポイントを押さえて、美味しい魚を味わってください。