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岡山放送

2025.02.01

「子から親へのエール論文コンクール」で県知事賞を受賞した2人が親にあてて綴った感謝の気持ち【岡山】

「仕事や家庭で頑張っている親へ今だから言えるありがとう」をテーマにした高校生・大学生対象の論文コンクールの表彰式が1月に岡山県庁でありました。作品には親への感謝と愛情が溢れていました。

(岡山県知事賞受賞 松本千莉さん)
「私に「仕事は大切だけれど、家族と時間も同じくらい大切だ」ということを教えてくれました」

コンクールは県や岡山大学などで作る実行委員会が行っていて、県内外の高校生と大学生から51点の応募がありました。審査の結果6作品が入賞し、このうち高校生の部で、県知事賞を受賞したのは創志学園高校1年・松本千莉さんです。

(岡山県知事賞受賞 松本千莉さん)
「まさか選ばれると思っていなかったのですごく驚いている。書いている時に自分の気持ちを整理して見つめ合い、親への感謝の気持ちを持ち、ありがとうと思いながら書いた」

共働きながら家族の時間を大切にする両親。松本さんは感謝の気持ちと2人のような大人になる決意をしたためました。

◇岡山県知事賞受賞 松本千莉さん 会場での朗読の様子
「私の自慢の親」
「私の親は、私の人生の中で最も影響を与えた存在の一人です。特に、両親の仕事に対する姿勢や取り組み方は、私に多くのことを教えてくれています。
私の父はトラック運転手として働いており、母は小学校の給食を作っています。彼らの仕事から学んだ事は共通しています。それは、最後までやるべき事をやりとげること、そして情熱、責任感をもっていることです。2日に1回しか帰ってこないような長時間の仕事を毎回ちゃんとこなす、そんな父を見ていると、父がどれだけの自分の仕事に誇りを持ち、毎日、目標を持って家へ帰ってくるかが分かります。
母はとても性格が明るく、仕事場の仲間や子ども達のコミュニケーションを大切にしている姿が印象的です。
母も父も私にとっては、自慢の親だと思っています。私も両親のように、自分の行動に対して誇りを持ち、責任感を持って取り組むことが大切だと感じています。今後私は、両親が築いてきた価値観や考え方を胸に、自分自身の道を歩んでいきたいと思います。」

松本さん、自慢の親、奈緒美さんです。

(松本千莉さんの母親 松本奈緒美さん)
「普段そんなに仕事の話はしていないが、後ろ姿を見ていてくれたんだなと。それで頑張ろうと思ってくれたのならうれしい」

大学生の部で県知事賞を受賞したのは山陽学園大学3年・林鈴菜さん。

(岡山県知事賞受賞 林鈴菜さん)
「この賞を取れたことで1つ親孝行ができ、ありがたい気持ち。こういう機会がないと改めて親という存在がどれだけ大切か、どれだけ自分が支えられて生きているかということがよく分からないので、論文を通して改めて(母親の)偉大さを再確認できて良かった」

林さんは家族の日常をとらえ、4人の子供を1人で育てる母親への愛情を綴りました。

◇岡山県知事賞受賞 林鈴菜さんが朗読)
「母の口癖」林鈴菜
「お母さんなんだから当たり前」、母はよくこの言葉を口にする。
お母さんなんだから、毎朝娘の私にお弁当を作って当たり前。お母さんなんだから、学校がある日に私が寝坊して駅に間に合いそうにない時は、駅まで車で送って当たり前。私は、当たり前だなんて思ったことはないが、母の優しさについ甘えてしまっている。
両親が離婚してからは、積極的に家の手伝いをするようになり、次第に私も当たり前のように家事をするようになった。私は家事をしていると、私だけじゃなくて妹や弟も家事をしてくれてもいいのに。母は少しイライラしている私を見て、「学校とバイトで疲れる気持ち分かるよ。あとはお母さんが全部やっとくからお風呂入っておいで。お母さんが子どものために働くのは当たり前なんだから。」と言って、私に優しい言葉をかけてくれる。
もしも私が母の立場だったら、嫌な顔一つせず同じ事が言えるだろうか。「お母さんなんだから当たり前」なんてことは決してない。・・・「お母さんなんだから」と、辛い顔を見せずにいつも明るく振る舞ってくれる母を、母親としてだけでなく、人として尊敬する。
私は、こんなにも頼もしくて明るい母親の元に生まれることができて本当に幸せだと思う。いつか私が母親になった時には「お母さんなんだから当たり前」と言って、母のように頼もしく明るい母親になりたい。また、今後母に助けや介護が必要になった時には「娘なんだから当たり前」と言えるように成長しようと思う。

(岡山県知事賞受賞 林鈴菜さん)
「親が1人で負担も大きいし大丈夫かと母の心配があったが、それを感じさせないくらい寛大な心を持っていて夢を応援してくれる母だったので、特に困ることもなく母に感謝している」
「(取材日の)けさも「こんな素敵な論文を書いてくれてありがとう」と毎日のようにうれしそうに「おめでとう」とか「ありがとう」と言ってくれる。母の明るさを見習って自分も、自分がいるだけで周りを明るくできるような人になりたい」

2人に将来の夢を聞きますと、高校生の松本さんはヘア・メイク・アップ・アーティストに、大学生の林さんは学校の先生を目指していて、自分のような1人親家庭の生徒の心に寄り添いたいと話してくれました。