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2024.03.22

【高松オルネグランドオープン】都市計画の専門家はどう見る?「期待される効果・今後の課題」【香川】

高松市サンポート地区の大型開発の第1弾として3月22日、オープンした高松オルネ。期待される効果と今後の課題を専門家に聞きました。

(香川大学経済学部 西成典久教授)
「大きく他の事業も含めて動き出しているので、県民・市民、地元の人の期待はとても大きいと思う」

こう話すのは、都市計画やまちづくりに詳しい香川大学経済学部の西成典久教授です。オルネのオープンによってサンポート地区に新たな人の流れが生まれると考えています。

(香川大学経済学部 西成典久教授)
「県外や外国人旅行者など多くの人が来るポテンシャルがある。そこをうまく経済効果に変えていくことが地元にとって重要」

JR高松駅の北側、サンポート地区では、今、大規模な開発が進められています。2025年3月には中四国最大級となる、約1万人が収容できる新しい県立アリーナのオープンが控えています。その翌月には徳島文理大学のキャンパスが移転し、2027年の夏には、1泊10万円の高級ホテル、「マンダリンオリエンタル瀬戸内」が開業する予定です。

一連の大型開発で観光客の増加が見込まれ、大きな経済波及効果が期待される一方で西成教授は、人の流れが多い商店街との回遊性をいかに生み出すかや、中心部をつなぐ交通手段に課題があると指摘します。

(香川大学経済学部 西成典久教授)
「今はまだ車社会なので、駐車場や駐輪場を利用する時にどうしても金がかかってくる。そうすると、駐車場の一体的な運営が必要になってくる。そこはステークホルダーでルールを決めて、いかにバリアを低くしていくかが重要」

(中村香月記者)
「サンポート地区の大型開発の第1弾としてきょう(22日)、華々しくオープンした高松オルネ。新たな人の流れを生み出し今後の開発に弾みをつけることができるのか?オルネの今後に注目です」