交流の活発化にも期待されます。高松市と坂出市を通る県道の４車線化に向けて整備が進められている新しい五色台トンネルで２月２０日、貫通式が行われました。

新しい五色台トンネルは、高松市と坂出市にまたがるさぬき浜街道の約７キロ区間の４車線化のため事業費約５４億円をかけておととしから整備が進められてきました。

工事は、トンネルの両側から進められ１月に貫通したことから２月２０日、貫通式が行われました。式には香川県の池田知事ら関係者約１００人が出席し、始めにボタンが押されると、貫通した場所に張られていた幕が下り、光が差し込みました。

このあと、出席者が高松側と坂出側から貫通した場所まで歩き、握手などをして貫通を祝いました。

新しい五色台トンネルは、現在のトンネルの南側に整備され、長さは、約１．４キロ。車道は、高松方面から坂出方面に向かう２車線で歩道も設けられます。これで五色台トンネルは現在のものと合わせて片側２車線の４車線となります。

（香川県　池田豊人知事）
「２車線と４車線では交通の安定性が断然違う企業立地にも弾みがつくし災害時の迅速な復旧という面でも大きな効果があると思う」

また２０２４年度には坂出北インターチェンジで四国方面への乗り降りが可能となるフルインター化が控えていて、インターへのアクセスが向上することで四国各地や岡山方面との交流がさらに活発化することも期待されます。

新しい五色台トンネルは、２０２４年度の供用開始を目指しています。