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2024.01.29

4年ぶりの宝木争奪戦へ「会陽事始め」書道家と弟子が力強く書き上げた“捲土重来”“一陽来福”【岡山】

日本三大奇祭の1つ、西大寺会陽が2月、岡山市の西大寺観音院で行われます。4年ぶりにコロナ禍前と同じ規模で行われる2024年の会陽に向け、一連の行事が始まりました。

1月29日朝、会陽の会場となる西大寺観音院で行われた書初め式です。瀬戸内市の書道家、奥田雄山さんが会陽が盛り上がるよう願いを込めて「捲土重来」と、奥田さんの弟子で岡山学芸館高校2年の八藤陽山さんが「一陽来福」と力強く書き上げました。

このあと行われた、宝の木、宝木を作る道具を手入れする事始めの儀式では、2人の棟梁が、ノコギリなどの道具を1つずつ丁寧に磨いていきました。

500年以上の歴史を誇る日本三大奇祭の一つ西大寺会陽。2024年は裸の男たちが福男を目指して2本の宝木を奪い合う宝木争奪戦が4年ぶりに復活し、コロナ禍前と同じ規模で開催されます。

(西大寺観音院 坪井綾広住職)
「会陽の4年ぶりの争奪戦というのは、地域の大きい期待や喜びの声があるが、特に大きい声が、悩みや苦しみが静まっていきますようにと、こういった思いが全国に広がっていけば」

また29日は会陽を前に、寺に親しみをもってもらおうと西大寺観音院をイメージしたロゴが初めてお披露目されました。