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2023.12.25

高松港が国の「防衛目的使用」検討対象に 県、年度末までに判断へ 県庁前で共産系団体が反対訴え【香川】

国が防衛目的などでの使用を検討している港について、高松市の高松港が対象となっていることが明らかになりました。港を管理する香川県は年度末までに合意するか判断する考えです。

(前川裕喜記者)
「四国の玄関口として多くの民間の船舶が発着する高松港。検討が進んでいるのはまさにこの港です」

県によりますと、12月21日に開かれた防衛省などとのオンライン会議で示されたということです。

高松港では年に数回程度、護衛艦の発着や輸送艦による物資の積み下ろし訓練などが想定されています。国は現在、民間利用を主体にしつつ、自衛隊や海上保安庁のニーズに合わせて使える港や空港を選定していて、年度末までに公表する考えです。

これを受けて香川県は12月25日、会見を開き、選定されれば大規模災害の時に迅速に対応してもらえると評価しました。

また自衛隊と共同の港になる訳ではないとの認識を示した上で。

(香川県港湾課 高橋陽一課長)
「合意ありきになってはいけないが、法令と照らしたり、関係者に聞きながら判断したい」

一方、県庁前では25日、共産党系の市民団体が「高松港の軍港化反対」を訴えました。今後、池田知事の判断が注目されます。