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瀬戸大橋など本四3橋のETC料金 24年度も値下げ継続へ【香川・岡山・愛媛・徳島・広島・兵庫】

2023.12.24

瀬戸大橋など本四3橋のETC料金 24年度も値下げ継続へ【香川・岡山・愛媛・徳島・広島・兵庫】

瀬戸大橋など本州と四国を結ぶ3つの橋では2014年度から10年間の時限措置でETCの通行料金が引き下げられています。国土交通省は2023年度末で終了予定だったこの措置を継続することになりました。

瀬戸大橋など本四3ルートの通行料金は、ネクスコ各社の一般の高速道路区間とは異なる料金体系となっていました。関係自治体などが格差是正を求めた結果、2014年から10年間の時限措置で「全国共通料金制度」が行われています。

この時限措置により瀬戸大橋では早島IC(岡山・早島町)~坂出IC(坂出市)間は4300円の普通車通行料金が、ETC車を対象に平日は2310円と、1988年の瀬戸大橋開通当時の3分の1程度に引き下げられています。

国土交通省は12月22日に今後の高速道路料金の基本方針を発表し、本四連絡橋については現在の料金水準を継続することにしました。

愛媛県今治市と広島県尾道市を結ぶ「西瀬戸自動車道(しまなみ海道)」、徳島県鳴門市と神戸市を結ぶ「神戸淡路鳴門自動車道(明石海峡大橋・大鳴門橋など)」も現在の料金水準を維持します。

国土交通省は新たな高速道路料金に関する基本方針の中で、本四高速の料金について「他の交通機関への影響などを考慮しつつ、生活対策、観光振興などの観点から現在の料金割引を継続する」としています。

この料金制度に巡っては2023年10月に香川県、岡山県、広島県、兵庫県、徳島県、愛媛県、高知県、大阪府、大阪市、神戸市の10の自治体が「交通量はコロナ禍の影響を除いて順調に増加し、全国への経済波及効果は年間約2.4兆円に達していて、観光や物流の大動脈になっている」などとして、斉藤国土交通大臣に継続を求める要望活動を行っていました。