約３カ月ぶりの通行再開です。大規模なトンネル火災の影響で続いていた兵庫県内の山陽自動車道の通行止めが１２月１５日に解除されました。利用者からは喜びの声が聞かれました。

（三竿雅義　記者）
「午前１１時前です。尼子山トンネルに向かう車を西日本高速の車両が誘導しています」

２０２３年９月山陽自動車道の下り尼子山トンネルで発生した火災では、鎮火まで約４０時間かかり、トンネルの約７割が損傷しました。

ネクスコ西日本ははがれ落ちた壁や焼けた照明などの復旧工事を終え、午前１１時、約３カ月ぶりに通行止めを解除しました。

通行止め期間中、備前市の国道２号では、迂回する車で通行台数が通常の２倍から３倍に増え、混雑が発生するなどしていました。

（三竿雅義記者）
「こちらは兵庫県たつの市の龍野西サービスエリアです。道路利用者はどう受け止めているのか聞いてみます」

（大阪から赤穂市へ）
「赤穂へ旅行で行くのに （解除が）きょうだったのでちょうどよかった」

（大阪から岡山まで運転の高速バスのドライバー）
「ずっと（国道）２号線か（兵庫県道）５号線（を使っていた） ３０～４０分時間が変わる 大阪から岡山へ向かう」

上り、下り合わせて１日に約４万台が行き来するこの区間。西日本の交通の大動脈が、年末年始を前に元通りになりました。