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2023.12.12

親族の赤ちゃんに劇物入りのミルク飲ませる…被告の女「間違っていません」と起訴内容認める【岡山】

2022年、劇物の酢酸鉛を粉ミルクに混ぜ、親族の赤ちゃんに飲ませたとして傷害の罪に問われている女の初公判が12月12日、高松地方裁判所で開かれ、女は起訴内容を認めました。

傷害の罪に問われているのは、坂出市西庄町の無職、三好貴子被告(38)です。起訴状などによりますと三好被告は、2022年7月中旬から8月下旬頃までの間、坂出市の自宅で授乳用の粉ミルクに劇物の酢酸鉛を混入。事情を知らない母親らを介して当時生後2カ月ほどの親族の女の子に飲ませ、鉛中毒の傷害を負わせたとされています。

高松地裁で開かれた初公判で三好被告は「間違っていません」と起訴内容を認めました。検察側は冒頭陳述で、赤ちゃんの祖母と母から嫌がらせをされていると感じた三好被告は、自分が妊娠できない原因が嫌がらせのせいだと受け止め、赤ちゃんを傷つけることで2人を苦しめようとしたと指摘しました。

一方、弁護側は、精神疾患の影響で心神耗弱の状態にあったと主張したほか、鉛中毒の程度について争う方針を示しました。