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2023.11.29

香川は全国一の産地…おせち料理などに使う「金時ニンジン」の収穫最盛期【香川】

おせち料理にも使われる金時ニンジンの収穫が、坂出市で最盛期を迎えています。香川県が生産量全国1位を誇り、県はブランド化を進めています。

(前川裕喜記者)
「収穫されたばかりの金時ニンジン。すごく赤い。普通のニンジンと比べるとこんなにも。おめでたいハレの日の食材としてはぴったり」

坂出市で農園を営む香川良太郎さんの畑では、30センチほどに育った金時ニンジンが1本1本、丁寧に収穫されました。

夏の異常な暑さで雨も少なかったことから、生育への影響が心配された今シーズン。生産者は水やりのタイミングなどの管理を徹底することで、例年並みのサイズと色に仕上げました。

食感も西洋ニンジンより甘く、柔らかいという特徴がよく出ていて、収穫は来年3月頃まで続けられます。

(生産者 香川良太郎さん)
「水やりを頑張って11月に例年通りの量を出せた。正月だったら金時ニンジンとダイコンの紅白。赤いおめでたい色なので縁起物として使ってほしい」

金時ニンジンは坂出市と観音寺市で塩田の跡地を利用して約70ヘクタールで栽培され、2つの市で全国シェアの8割を占めています。しかし知名度はまだまだで、県は2021年度に「さぬき讃ベジタブル」に認定し、ブランド化を進めています。