岡山香川から全国そして世界を目指すジュニアアスリートを紹介する「全力ネクスト」です。
岡山県美咲町から自転車でオリンピックを目指す小学生を紹介します。

ジャンプ台を使って自転車で様々な技を繰り出すＢＭＸフリースタイルパーク。２０２１年の東京大会からオリンピック種目になったこの競技で世界を目指すのが。

「谷本怜雅（りょうが）です」

美咲町の加美小学校５年、谷本怜雅選手（１１）。兄の影響で５歳から競技を始めました。

２０２３年９月に開催された全日本ＢＭＸフリースタイル選手権では１１－１２歳のカテゴリーで３位の表彰台に立ちました。さらに２３年は国内３つの大会で優勝し、年間ランキング２位に入るいま注目のＢＭＸライダーです。

（谷本怜雅選手）
「オリンピック目指したい」

「いくよ～」

美咲町に住む怜雅選手は週３回、お母さんの運転で岡山市の練習場に通っています。

（ディレクター）
「車のなかでやっていることは？」
（谷本怜雅選手）
「（ＢＭＸの）動画を見て、自転車の用意をしたりしている。このイスを横にして宿題をやっている」

大好きなＢＭＸのために学業も怠りません。

怜雅選手が通うのがライトＢＭＸパークです。世界大会に挑むトップ選手が強化合宿にも使うこの施設。東京オリンピック日本代表の大池水杜選手（２６）も練習で使っています。

（東京五輪日本代表　大池水杜選手）
「（Ｑ：怜雅選手の印象は）めちゃめちゃ素直な子。めちゃめちゃうまいし、私のことを信じてくれてそのまま行動にも移せる。小学生が増えてきて、うまくなってくれてうれしい」

ＢＭＸを始めた時から大池選手とともに取り組んできたという怜雅選手。この日、どうしても成功させたい技がありました。

（谷本怜雅選手）
「フレアバースピン」

壁を使って空中で回転するフレアという技。この間にハンドルを１回転させる難易度の高い技です。スポンジプールに飛び込みながら技のイメージを体に叩き込みます。

しっかり準備して挑んだ最初のチャレンジは・・・着地が乱れて失敗。大池選手にアドバイスをもらい再度挑戦しますが…。それでも怜雅選手はあきらめません。この日のタイムリミットが迫る中、最後の挑戦でフレアバースピンを初めて成功させました。

また一つステップアップした怜雅選手の将来の目標は・・・。

（谷本怜雅選手）
「オリンピックに出る。目標は中村輪夢選手」

夢に向かって頑張れ！谷本怜雅選手の将来の活躍に期待です。