四国の料理を「貧乏くさい」などと発言したことを受けて、秋田県の佐竹敬久知事は１１月中旬に東京都内で香川県など四国４県と秋田県で共同物産展を開催することで調整していることを明らかにしました。

秋田県の佐竹敬久知事は１０月２３日に、秋田市内で開かれた講演で四国地方の料理を「貧乏くさい」などとけなす発言をし、２５日の臨時記者会見で「四国の方はもとより、四国と関係のある方々、県民の皆さんに大変不快な思いをさせた。心からお詫びを申し上げたい」と謝罪していました。

香川県の池田知事は３０日の定例記者会見で、この発言について「申し上げることはない」とする一方、かつて味わった秋田の食文化について「（秋田は）おいしいお酒があり淡麗系で私は好き。稲庭うどんは行ったら必ずいただく。見た目もきれいで素晴らしい食文化」と秋田県の食文化を称えていました。

１０月３１日の秋田県議会決算特別委員会で佐竹知事は…

（秋田県・佐竹敬久知事）
「（四国の方々には）お怒りの方も多いと思いますが、四国の知事や産業界の寛大さとご配慮に触れるにつれ、益々自分の不明さを深く恥じているところであります。改めて深く反省するとともに心からお詫びを申し上げます。たいへんに申し訳ございませんでした」

佐竹知事は２７日に四国４県の知事にお詫びの文書を送ったことを明かしました。
また、１１月１５日には東京都内で四国４県と秋田の共同物産展も開催される予定で、佐竹知事も出席する意向を示しました。