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2023.10.25

備前署で認知症の高齢者行方不明時の捜索訓練 QRコードつき「あんしんおまもりシール」の説明も【岡山】

認知症の高齢者が行方不明になった想定の捜索訓練が、10月25日、備前市で行われました。

訓練には備前警察署や東備消防組合などから約50人が参加しました。

(訓練の様子)
「お父さんがいなくなっちゃったんです」

認知症の高齢の男性が山で行方不明になった想定で、男性の家族から行方不明届を受理した警察と消防が合同で作戦指揮をとります。その後、警察犬2頭も加わり行方不明者を捜索しました。

(訓練の様子)「発見」

また、備前市が取り組む事前登録制の見守りネットワーク、「あんしんおまもりシール」について、認知症高齢者の衣服にQRコードラベルを貼っておくと、見つけた人がアクセスすれば家族に通知されることが説明されました。

(備前警察署生活安全課 高野祐司課長)
「これから寒くなってくると行方不明の発見が遅れれば遅れるほど命の危険性が高まる。行方不明にならないように家族がよく様子を見ることが重要」

警察によりますと2022年、県内で行方不明になった認知症高齢者は282人だったということです。