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2023.10.23

福島第一原発の処理水放出も影響か 高松-上海線の「再運休」 知事は観光振興に懸念【香川】

2023年いっぱいの運休が継続されることが決まった高松空港の上海線についてです。中国人観光客による観光振興が期待されていただけに、香川県の池田知事も10月23日、懸念を示しました。

(香川県 池田豊人知事)
「大変残念に思う。今後も春秋グループと情報交換を密にして、早期に再開されるよう努めていきたい」

池田知事は23日の会見で、このように述べました。

コロナ禍の運休を経て9月28日に3年7ヵ月ぶりに再開した高松空港の上海線。しかし10月10日から再び運休し、さらに19日には2023年いっぱいの運休継続が発表されました。

運航する春秋航空は、事業計画の変更が理由だと説明していますが、福島第一原発の処理水放出が影響していると見られています。

一方、高松空港では他の3つの国際線は好調で、上期の利用者はコロナ禍前の7割程度に回復しました。さらに台湾との間では、11月27日から高雄のチャーター運航も再開される予定です。

利用者がさらに増加する中、空港では国際線の保安検査場を2レーンに増やすほか、空港施設の増築も検討しています。