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2023.09.04

事業費膨らむ「路面電車の駅前広場乗り入れ」 休業店舗への補償は想定より12.9億円増【岡山・岡山市】

9月定例岡山市議会が4日開会し、一般会計で約30億円の補正予算案などが提案されました。完成がずれ込むJR岡山駅前広場の路面電車乗り入れ事業の増額についても図られます。

(岡山市 大森雅夫市長)
「債務負担行為に関するもの、岡山駅前広場への路面電車乗り入れのための地下補強関連及び、地下街補償等に係る設定・変更を行う」

4日開会した岡山市議会では、物価高騰対策など一般会計で約29億4000万円を盛り込んだ補正予算案など31議案が提案されました。

JR岡山駅前広場に新たな電停を作る路面電車の乗り入れ事業では、総事業費が約22億5000万円増えた約88億5000万円となり、新たに必要な約41億円分の支出について議会で図られます。

(竹下美保記者)
「現在駅前広場では、タクシーと一般車のエリアの入れ替え工事が進んでいます。事業費増額の主な理由は、地下店舗への補償費用が市の試算より大幅に増えたことなんです」

地下街の補強工事に伴い休業する店舗への補償が、想定より約12億9000万円多くなったほか、物価高騰で工事費も増加するということです。店舗の移転にも時間がかかるため完成は予定より約1年半のび、2026年度末になる見込みです。岡山市議会の会期は10月13日までです。