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2023.08.23

重さ1キロ超え!独自に品種改良を重ねた“ジャンボナス” 味は「甘くてみずみずしい」【岡山・美咲町】

岡山県美咲町で“巨大なナス“が旬を迎えています。独自に品種改良を重ね、ジャンボナスにたどりついた生産者の思いを取材しました。

(平野桂子記者)
「普通のナスはこのサイズ。この畑で採れるナスは何とこんなに大きい!」

長さ25センチ、胴回りは42・6センチ、重さはなんと…1キロ超えのジャンボナス。その名も「みさきなす」です。栽培しているのは岡山県美咲町の樫本輝美さんです。

(樫本輝美さん)
「多分日本にないと思います。大きなものにしてみんなが驚くようなものを作りたいと思い、60で定年した後に、しっかり作ればいいものが作れると思い作り始めた」

樫本さんは18年前から近所の人が栽培していた「水ナス」から特に大きく育ったものの種を取り、独自に品種改良を重ねてきました。水ナスは通常1本の株から100個ほど収穫できますが、大きなみさきなすは1株に5つから6つの実しかつけません。

みさきなすは火を通せば甘くみずみずしいのも特徴の1つ。フライパンで焼くと…水分ぎっしり。

(樫本輝美さん)
「限られた本数の中でいいものを作って評価されるお客のところに持っていければ幸せ」

生産量が少なく希少な「みさきなす」は美咲町のふるさと納税の返礼品となっていて、収穫は9月中旬ごろまで続きます。