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2023.05.18

新型コロナの定点把握…どう判断すれば良いのか? 専門家に聞く【岡山・岡山市】

今後、毎週発表される定点把握の数字。どのように捉えていけばいいのか、感染症に詳しい専門家に聞きました。

(岡山大学大学院医歯薬学総合研究科疫学・衛生学分野 頼藤貴志教授)
「GW直後の週なので、もともと読みにくい時期ではあるが、他県の動向を見ても少しは増えているかとは思うが、GW明けに感染が爆発しているという状況ではない。」

岡山大学大学院の頼藤教授は18日に発表された数字について、岡山県内で感染が拡大している状況ではないとし、県内の保健所ごとの数字の差も誤差の範囲内だと分析しています。

(岡山大学大学院医歯薬学総合研究科疫学・衛生学分野 頼藤貴志教授)
「時系列で数字を見るということが必要。県全体で時系列でどう推移しているかを見て、どこではやっているかということが分かる。インフルエンザであれば定点当たり10で「注意報」、30で「警報」という基準があるが、今後どのようにアラートを出していくか、コロナの場合、医療機関のひっ迫状況も考えながら検討していく必要がある」

5類移行から5月18日で10日。たちまち感染が拡大している状況ではないということですが、今後、毎週発表される数字を確認しながら、その時、どう行動すべきかを判断していく必要があるといえそうです。