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2023.03.17

秘伝のデミグラスソースも…老舗弁当店「三好野本店」監修の“ファミレス”復活 伝統の味に舌鼓【岡山】

長年親しまれた伝統の味が復活しました。岡山の駅弁で知られる岡山市の老舗弁当店「三好野本店」が監修したレストランが、3月16日、市内にオープンしました。

具だくさんの祭り寿司に、えびめしとハンバーグのプレート。メニューにはどこか懐かしさを感じさせる岡山ならではの料理が並びます。

(開店の様子)
「三好野レストランオープンです。いらっしゃいませ」

16日、岡山市中区にオープンした、三好野レストラン原尾島店。開店と同時に多くの客が訪れ、約70席がほぼ満席状態に。思い出の味に舌鼓を打っていました。

(客は)
「やっぱり三好野はおいしい」
「懐かしいなと思いながら食べている、三好野の味ですね」

料理を監修したのは、岡山の老舗弁当店「三好野本店」です。岡山駅が開業した1891年から駅弁を製造販売する三好野。1958年から2016年にかけては、JR岡山駅の目の前でレストランや喫茶店、宴会場なども営み、半世紀以上に渡って県民の憩いの場として親しまれました。

今回のレストランは、2022年7月、三好野本店のオーナーとなった天満屋ストアが、長年地元の人に愛された三好野の味を復活させようと企画したもので、メニューの多くは当時のレストランの製法を取り入れています。

三好野の秘伝デミグラスソースがたっぷりかかった手作りハンバーグプレートは、純国産のハンバーグを880円とリーズナブルな価格で味わえます。

(森夏美アナウンサー)
「いただきます。ハンバーグがふっくらジューシーで、秘伝のソースにはタマネギがたっぷり入っていて、酸味と甘みのバランスも良くてとてもおいしいです」

(レストランを運営するでりかエッセン 川上裕介社長)
「おじいちゃんおばあちゃんからお子様まで、3世代で楽しめるファミリーレストランにしていきたい」

昭和の趣を残す伝統の味を次の世代に…。店では今後、三好野レストランで親しまれていたメニューを増やす予定だということです。