慢性的な渋滞が発生していた岡山市の国道２号大樋橋西交差点の立体化工事が、２月２３日完了しました。

（奥原怜奈記者）
「岡山市南区の大樋橋西交差点です。立体化工事が完成し、きょうから倉敷方面へ２車線で走行できます」

立体化工事が終わり、２月２３日、高架橋が全面開通した大樋橋西交差点。この交差点は、北側を走る岡山西バイパスと交わっていて、通勤時間帯などの渋滞が課題となっていました。

（岡山国道事務所計画課　根津佳樹課長）
「国道２号は、１日に１０万台ほど通行していて、中国地方でトップクラスの交通量。下り方向であれば、最大１２キロの 非常に激しい渋滞が発生していた」

（奥原怜奈記者）
「こうした渋滞を解消するための立体化工事が完成し、きょうから上下２車線走行ができるように」

立体化工事は、これまで段階的に進められ、最後に残っていた１車線の工事が２月２３日完了。上下２車線ずつ、長さ約３００メートルの高架橋が全面開通しました。

（岡山国道事務所計画課　根津佳樹課長）
「南北は山陰・四国方面へのアクセスが良好。東西は近畿・九州方面への アクセスも非常に良く、物流のクロスポイントになっている。経済効果や物流の活性化にもつながってくるのでは」

また、国は大樋橋西交差点の西隣の岡山市南区古新田から倉敷市新田までの約１０キロについても立体化を計画していて、２０２２年度から測量などを始めています。