OHK 8Ch

  • LINE友だち追加

2023.01.24

ポストコロナへ「職住一体」  “次世代ゲストハウス”が高松市中心部に登場【香川】

コロナ禍で働き方が多様化する中、新たなコンセプトのゲストハウスが高松市中心部にお目見えしました。キーワードは「職住一体」、どんな施設なのでしょうか。

どこかレトロでおしゃれな雰囲気が漂う小物や内装、高松市中心部に1月23日オープンした「Kotori」です。

広さ90平方メートルの1階は共同のワーキングスペース。テーブルや椅子、Wi-Fi環境を整えパソコンを使った作業ができるほか、打ち合わせ用の会議室も3部屋完備しています。

建物の2階と3階はゲストハウスです。個室は4部屋あり、長期間の滞在にも対応しています。

(小林宏典記者)
「一方こちらは相部屋です、2段ベッドになっていて格安で利用できます」

施設のコンセプトは「職住一体」。パソコン一つで好きな場所に滞在して働く「ノマドワーカー」が主なターゲットです。

施設をオープンさせたのは観光事業を手掛ける琴平バスです。楠木社長はコロナ禍でニーズの変化を感じ取っていました。

(琴平バス 楠木泰二朗社長)
「働く場所にもとらわれない人、働き方が増えてきている中で、長期で滞在してもらうことで地域の良さを広く深く知ってもらえる機会になる」

社長の背中を押したのは観光産業を取り巻く環境の変化です。行動制限はなくなり高松空港はこの2カ月で国際線が相次いで再開、ポストコロナを見据えた反転攻勢へ新たなニーズの受け皿作りを目指します。

(琴平バス 楠木泰二朗社長)
「インバウンド含む観光は地方創生の切り札、日本には無くてはならない産業だと確信、気持ちを爆発させることができるタイミングになってきた」

地方創生や観光関連のベンチャーの拠点にもしたいという楠木社長。夏をめどに琴平町にも同じコンセプトの施設を整備するということです。