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中学校で”1日美術館” ウクライナ避難女性がプロデュース…国旗の色テーマに作品展示【岡山・総社市】

2022.09.22

中学校で”1日美術館” ウクライナ避難女性がプロデュース…国旗の色テーマに作品展示【岡山・総社市】

ロシアの軍事進攻により総社市に避難しているウクライナ人の女性がプロデュースした「1日学校美術館」が、9月21日、総社市の中学校で開かれました。

「1日学校美術館」をプロデュースしたのはウクライナ人のアロナ・チジェンコさんです。

ウクライナの首都キーウ出身で、ロシアの軍事侵攻を受け8月、総社市に避難し、市の臨時職員として働いています。

1回目の21日は総社市の昭和中学校で実施され、アロナさんが、ウクライナでアートセンターに勤務していた経験を活かし、ウクライナの国旗の色である青と黄色をテーマに市が所蔵する美術作品の中から選んだ19点が展示されました。

参加した約60人の中学生たちは、アロナさんが書いたコメントを読みながら作品を鑑賞していました。

(参加した中学生は)
「自然(を描いた)作品が多くて癒やされるというか心が穏やかになった」
「ヒマワリの絵が一番印象に残った」
「アロナさんのコメントが心に刺さってすごいなと思った」

(ウクライナ避難者 アロナ・チジェンコさん)
「市長や美術館と協力し、このような機会を設けてもらえてうれしい。(テーマが青と黄色だったので)ウクライナを訪れたいと思ってもらえたらうれしい」

アロナさんは今後も市内の小中学校を巡回し、各校1日限定で美術作品を展示することにしています。