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95人が犠牲に…命を守る“備え”を伝えたい 西日本豪雨から4年 倉敷市真備町で追悼式【岡山】

2022.07.06

95人が犠牲に…命を守る“備え”を伝えたい 西日本豪雨から4年 倉敷市真備町で追悼式【岡山】

岡山県内で災害関連死を含め95人が亡くなった西日本豪雨から7月6日で4年です。被災地の倉敷市真備町では、6日、追悼式が行われ、鎮魂の祈りに包まれています。

4年前の西日本豪雨では、災害関連死を含めた県内の死者は95人に上り、住宅4830棟が全壊するなど大きな被害を受けました。

特に倉敷市真備町は、川の堤防の決壊で広い範囲で浸水し、いまだ、自宅に戻れない人がいます。追悼式では、倉敷市の伊東香織市長が犠牲者に哀悼の意を捧げ、復興への誓いを新たにしました。

(倉敷市 伊東香織市長)
「真備の被災経験を全市の防災対策につなげ、災害に強い地域づくりに取り組む。地域の復興の状況に合わせながら支援を行い、復興への歩みを着実に進めたい」

そして、当時87歳だった母親を亡くした平松頼雄さん(69)が遺族を代表して思いを語りました。

(遺族代表 平松頼雄さん)
「1人暮らしの母の家は少し高い場所にあったので、きっと大丈夫と無事を祈っていた。しかし、願いもむなしく母は帰らぬ人となってしまった」
「母からは身をもって命の大切さ、また命を守るためには、早めの避難が大切であると教えてもらった」

4年前の記憶を忘れてはならない・・。被災地は、祈りに包まれています。